ウサギ先生は鈍感です【魔入りました！入間くん】

〃 ページ15

Aside




「A先生」


『…キリヲくん』


見回りをしていると、魔具を抱えたキリヲ君がやって来た。


「ちょっとお話聞いてくれまへんか？」





『へぇ！また入間君とあったんだ！』


入間君たちって、色んなとこまわってたよね。


「もしかしたら、入団してくれへんかな〜なんて」


『去年も一人だったもんね』


「今年は一人は来てほしい…」


そう話していたら、突然爆発した。


…え？



「けほ、あ〜失敗やー げほげほ」


『…何で急に』


理由は分かっている。


[ガブ子]ちゃんの調整をしていたからだ。


いや、話は座って聞いて？


「あれ」


「貴方は…」


入間くん……





「やぁー堪忍やなぁ」


『本当だよ』


私は無事だけど、体の弱いキリヲ君が血を吐かないわけがない。


「魔具の調整に失敗してもて」


「はぁ」


『私はこれから会議があるから出るけど…』


「僕に任せてください」


『…分かった』


私は魔具研究師団から煙だけを残して蹴り去った。


…意味が分からない？


立ち去ったと同じでハイスピードで、会議室に向かったのだよ←

〃→←〃

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