サクラ ページ41
Aside
〜翌日〜
『おはようございますー』
「大丈夫ですか?昨日は本当に顔色が悪かったですよ?」
『あー、悪夢が9,9割、黒いやつが0,1割ですね』
「全然、昨日の影響なかったんだ」
ただ、あの夢……
「ふいっ 私は授業に行ってきます」
『いってらっしゃいませ』
「使用人みたいな言い方ですね」
相変わらずのツッコミなダリ先生。
『そういえば、その悪夢ってなんですか?言ったら心が軽くなるかも!」
『………内緒♪』
「えー」
流石に言うわけにはいかない。
『あ、カルエゴくん!』
「あいつら、お前のせいで騒いでいたんだぞ。少しは俺の身にもなれ」
『まあ、この遅刻は理事長が言ったものだもんね』
昨日は早退したんだけど、理事長から、
「明日は遅れて来てもいいよー♪」
と、心配(?)してくれたので、お言葉に甘えた。
「カルエゴ先生!Aちゃん、どのくらいありましたか?」
『は!?』
もしかして体重のこと!?
「だって保健室に運んできたの、カルエゴ先生だもん」
『………ソ、ソウナンダ』
ヤバイ。また貸しを作ってしまった。
「あの時のカルエゴ先生ったら、t」
「ダリ先生??」
『カルエゴくん、悪魔の顔だよ 』
「悪魔だからな」
そう、和気あいあいと話してると、
ドゴオォ
『!?植物塔の方からか』
何か、でかいものが建物をつき抜けた音がした。
窓から見てみると、
『……きれい』
桃色の花弁が舞い散っていた。
それに、巨大な木が生えている。
恐らく、この木から散っている花なのだろう。
『お花見してぇ』
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作者名:パンダアイスマン | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/hompe6/
作成日時:2021年8月22日 11時