ウサギ先生は可愛い【魔入りました！入間くん】 (ページ35)

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Aside

「それではこれより、位階の発表を始める」

どうも。金髪君を助けにいったのに、何の役にも立たなかったAです。

『袋鳥が君たちの位階を出してくれるよ』

未だにカルエゴ君からの拳骨が痛い。

「その説明じゃ分からん。」

あれ。めっちゃ簡単に話したつもりだったんだけど。

「位階袋鳥。貴様らの行動を監視考察していた。彼の胸の袋に手を入れれば」

カルエゴ君は袋に手を入れ、

「位階の章(バッヂ)を授けてくれる」

彼の位階は、8(ケト)。

あ、私も8(ケト)だよ。←マジで

「では順に並べ！」

生徒等は返事をする。相変わらず元気だなぁ。

「因みに」

カルエゴ君は後ろを振り向き、

「そこの最下位(クズ)共は一番最後な」

そこには、[もう約束を破りません]の札をかけた金髪君と、[反省中]の札をかけた入間君が、座っていた。

金髪君の横にはビリの看板が。

『ごめんね！！』

「せっ、先生が謝ることないですよ」

「見せしめだからな。せいぜい笑われたり小石をぶつけられたりするがいい」

「陰湿ッ…！！」

本当に嫌われるぞ。そんなこと言うと。

カルエゴ君が章(バッヂ)のやつをしてる間に私は二人の前に居た。

「ぐぅぅ屈辱」

「まぁまぁ」

そりゃ屈辱にもなるわ。

『長を連れて来たから退学にはならなかったんだし！！』

「先生がその提案をしてなかったら僕達本当に退学だったんですか？」

『そうだねぇ』

時間的にヤバかったし、金髪君に対しては、金剪に行ったからね。

「まぁ、あの時の皆の顔は見物だったな」

『カルエゴ君なんて絶句だったからね』

金剪から逃れられたならまだしも、長を連れてきたんだからね。

「己一人では成し得なかったことだ…」

お、いい雰囲気。

仲直りみたいな感じかな？

私はちょっと立ち去ろう

(文字数なんてことは絶対に言えない)