君にだけ

驚き ページ17

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「先生、どういうことか説明してください」






1番最初に口を開いたのは恵だった。









「Aは禪院の血が混じってる」


「だから、なんでなんすか」


「それは内緒〜」


「は？」






私が式神を操れるとわかったのは中学2年の頃だった。






すっかり恵と仲良くなっていた私は、


式神召喚の瞬間を見せてもらったりしていて


家に帰る時 面白半分 で真似をしてみた。






『…玉犬 なーんちゃって』






すると影から現れたのは紛れもなく、恵が出していたのと同じもので、






まだ使い慣れてないからすぐに消えてしまったけど。






私も、術式が使えるんだって嬉しかった


でもどれだけ練習しても玉犬しか出せなくて


私は諦めて呪具での戦闘に集中することにしたのだ。









「…なんで言わなかったんだよ」


『不自然だから、恥ずかしかった』


「なあ！！Aもあのフワフワの犬出せんの？！」


「虎杖うるせえ…」






悠二と恵が何か言い合っているところを五条先生に助けを求める。









「まあまあ！じゃあA、1級術師に"僕が"推薦したから頑張って〜」






手をヒラヒラさせながら部屋から出ていった五条先生。


部屋に入ったことの謝罪はないのか…






『"僕が"の圧がすごいんだけど』


「それほど期待されてるってことだろ」






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