君にだけ

妨げ ページ11

.






「A起きて〜もう昼だよ〜」






…いやいや、普通に言ってるけど。


不法侵入だから。






『顔だけはいいんだよな…』


「顔だけとか言わないの！！」


『はいはい、生徒想いのナイスガイさん』


「Aが僕に敬語使わないの久しぶりだね？昔を思い出す〜」


『思い出さないでください』






もう少し寝ていたい…


まだまぶたが重くて気を抜けばまた眠ってしまいそう




…私の周りってもしかして顔がいい奴ばかりいる？






「ほら〜起きるよ〜」


『まだ眠いです』


「Aにとって、すごくいいお知らせがあるんだけどな…」


『それ聞いて寝ます』


「それもダメ〜」






私の顔をツンツンしてくる五条先生




私もあの無限とやらを使いたいものですよ…






「Aー！！！」






その瞬間、いきなりドンっと音がしたかと思えば


そこに居たのは悠二と恵だった。









ああ…みんな揃って私の睡眠の妨げを…









「五条先生がAの事1級術師に推薦したってほんと？！？！」


「おい虎杖…お前人の部屋のドア壊す勢いで開けんじゃねえよ」









「あーもうそれ僕が言おうと思ってたのに！！！！」






『…どういうことですか』






私が1級術師に推薦された？それマジで言ってる？






「そのまんまの意味だよ」









「Aさ、術式やらを使おうとしてないだけで、実は使えるでしょ？」


『っ…』


「君は禪院の血を引いてるらしいから恵と同じ、十種影法術使えるよ」


『やっぱその眼で見えてたんですね』





.

過去→←また

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す