十一話 ページ13
『ちょっと行ってくるからシーザーはジョジョ見といて』
「あぁ」
海上でジョジョに何かあったら不安だからどちらかは付いておこう…過保護かな。
にしてもどうすっかな、生物には干渉出来ねぇんだよな…
やばい、この状況下俺ただの無能か?
承「オラオラオラァ!」
じょッ…承太郎センパイ!!
女の子「?、?」
承「やれやれだぜ、クソガキ。…ん?」
『ストップ、ストップ承太郎。その手をゆっくり引きなさい』
胸の有無で性別を判断しようとするな。
確認方法がどうかしてるぜ承太郎!!
ジョセ「承太郎!海面下から何かが襲ってくるぞッ!」
…デカくないか。
あまりにもデカいと素手の俺にはどうにも出来ないのだけれど…殴るか?殴ってみる??
花「あの距離なら僕に任せろッ!法皇の緑!!」
のッ…典明センパイ!!(泣)
女の子、基アンちゃんと承太郎は無事船に引き上げられたが、あの海中のスタンドが誰のものなのかという疑惑が絶えない。
アン「この妖刀がはえーとこ340人目の血を啜りてえって慟哭してるぜ!」
慟哭って笑笑笑笑笑
…なんだか子供の頃の俺を見てるみたいでいたたまれないな。誰だってそういう時期はあるよ
アン「なっなんだお前?近寄るな!」
彼女の方へ歩を進めるとナイフ…いや違った、妖刀を向けられる。
どうやら俺のことは見えているらしい、それも普通の人間と見間違うくらいにはっきりと。
純粋な子ほど思春期にこうなるのか?別に承太郎のことじゃあないけどね!
『女の子が刃物振り回しちゃあ危ないでしょうが。しかも切れ味悪いなこれ、300人分の血で錆びたの?』
アン「返しやがれ!……うわっ!?」
いつの間にやら船室から出てきていた船長がアンちゃんを持ち上げる。
密航者に随分お怒りらしい、それに加え承太郎のタバコを注意した挙句帽子にタバコを押し付けて火を消した。
「あっあの野郎ジョジョがプレゼントした承太郎の学帽を…!!」
『落ち着けシーザー、承太郎だって黙ってねぇさ』
承「…今のでわかった。スタンド使いはこいつだ」
花「なんだって?証拠はあるのか!?」
承「ああ。スタンド使いはタバコの煙を少しでも吸うとだな…鼻の頭に血管が浮き出る」
承太郎がそう言った途端四人、そして船長が鼻を押さえる。
「承太郎…!さすがだぜ!」
『ずる賢いとこジョジョの孫って感じだよなぁー』
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平泉 - (電)柱の(ような)男でうろジョジョ思い出した。 (2023年5月4日 10時) (レス) @page11 id: ba64e731fd (このIDを非表示/違反報告)
イタリアンフレンチ・ドミー(プロフ) - 待ってました!!!!!!この作品マジで好きすぎて敬意を表する!!!! (2023年2月12日 2時) (レス) @page23 id: 502b4a2db5 (このIDを非表示/違反報告)
ナチテト@ワイ日本語おかしすぎワロタ - 面白い!!!更新頑張ってください!! (2022年4月23日 17時) (レス) @page22 id: b29450610e (このIDを非表示/違反報告)
ふーちゃん(プロフ) - 初コメ、面白いです!引き続き頑張ってください! (2021年12月3日 13時) (レス) @page22 id: 9172c0bbed (このIDを非表示/違反報告)
その辺の苔(こけ) - シーザーや主さんのセコムっぷりが凄いし、笑いあり、シリアスありなど緩急の差がさらに面白いです。更新再開してくださりありがとうございます!これからも作者様のペースで頑張ってください(* ´ ▽ ` *) (2021年11月22日 23時) (レス) @page22 id: 7d97ba96a3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:不定期 | 作成日時:2021年1月17日 4時