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『っっ！！』
走り出してしばらくした頃に私はコケてしまった。ズドンッ！と鈍い音がした。顔も鼻水や涙でぐちゃぐちゃで足からは血が出てきて、私の心も･･･何もかもぐちゃぐちゃになった。
･･････うぅ"痛い･･････。全身がズキズキする･･････。
私は倒れたまま動けなかった。動く気力すら私には残っていなかったのだ。私のライフはもうゼロだった。
「何してんの。」
『･･･ん･･･？』
誰かから声を掛けられた気がして顔を上げてみる。
『･･････あ･･･！！』
私の目の前には一虎くんが居た。一虎くんは私に手を差し伸べていた。
けれど私は自分の力でゆっくり立ち上がった。
「･･････。相変わらず素直じゃねぇな。」
『･･･う、うるさぃ･･････。』
･･･最悪だ。一虎にこんな不細工な顔みられたなんて･･････。
「素直じゃない奴には･･･。」
『･･･ひっ！！か、一虎？！』
一虎は私の足を持ってお姫様抱っこをしてきた。私は手足を振り回して暴れたが怪我した所がビリビリし始めて思いっきり『いったぁぁい！』と、叫んでしまった。一虎はそれをみて笑っていた。
『･･･どこ行くの･･･？』
「んー、まぁそこら辺の公園とか？」
『･･････。』
一虎がなんか優しい気がする。逆に不気味なんだけど･･････。
____________________________________________
それから公園に着くとベンチにゆっくりおろされた。
「･･･場地、と何かあった？」
私の顔を覗き込むようにみてくる一虎。今は不細工だからやめて欲しいんだけども･･･
『！！』
圭介の名前を聞いただけでまた涙が出てきた。
「･･･そっか」
･･･一虎はなんでそんな感がいいんだ･･･。
「俺がいるよ。」
『････？』
私は頭にはてなマークを浮かべた。
「俺がAのそばに居る。」
『･･････あ、ありがとう。』
一虎なりに励まそうとしてくれているんだなと直ぐに思った。胸が少し暖かくなった。一虎には本当に感謝だね･･･。
「圭介と別れたの？？」
･･･率直に聞いてくるな･･･一虎らしいけど。
『うん、まぁね･･･。』
「それじゃ･･････
「おーい、Aちゃーん。」
この声は･･･
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白由利 梨亜(プロフ) - 続きが気になります (2021年11月23日 23時) (
レス) @page14 id: 7a487b1649 (このIDを非表示/違反報告)
マナ - 千愛さん» 主人公がめちゃくちゃ美人で可愛くなり仕返しとかしますか？ (2021年9月15日 17時) (レス) id: 6834f31008 (このIDを非表示/違反報告)
雪見大福(プロフ) - ちぷゅー！慰めたってやぁ！ (2021年9月9日 2時) (レス) id: 4031fb98ab (このIDを非表示/違反報告)
千愛(プロフ) - 雪見大福さん» コメントありがとうございます。一虎くんのそのセリフ･･･かっこいいですね･･･。めちゃめちゃ好きです。 (2021年9月8日 7時) (レス) id: cea5ac8877 (このIDを非表示/違反報告)
千愛(プロフ) - 紅華さん» コメントありがとうございます。この作品を読むにはハンカチが必須ですね。 (2021年9月8日 7時) (レス) id: cea5ac8877 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：千愛 x他1人 | 作成日時：2021年9月7日 12時
