4話 ページ6
その後、一通り家族を紹介してもらった。
アーニャさんとロイドさん、ヨルさんの3人らしい。
高校の同級生ということにしてしまったので、ヨルさんは呼び捨て＆タメになった。
『ロイドさん、少し後でお話いいですか？』
「……分かりました。アーニャを寝かしつけてからでいいですか？」
話す機会は掴んだ、後は黄昏さんか聞くだけ。一応同じ組織なので知っておいた方がお互いのためだ。
てか黄昏さん、こんな所で何をしているのだろうか。
「遅くなってすみません。ところで何かありましたか？」
『ロイドさん、教師をしたことがありますか？ (貴方、黄昏さんですか？)』
何でもない会話に見えるが、口の動かし方を少し変えてスパイ時代に使っていた特別な会話方法で話す。
「いいえ、特にないですね。(こんな所にスパイが何の用だ？)」
当たりだ、やはり黄昏さんだった。
『子供慣れしてらっしゃるのでもしかしたらと思って。(スパイを解雇になった掃除屋をご存知ですか)』
「子供は結構好きな方なので(あぁ、お前のことか？)」
『奇遇ですね！私もです。(はい、でも家政婦の話は全て本当です。一応お伝えしようと思って)』
「気が合いますね。(そうか、了解した。)では、おやすみなさい」
『はい、おやすみなさい。』
まさか本当に当たるとは思っていなかったが、良かった。
大先輩でもある黄昏さんに警戒されていては困る。でも、相当お疲れだったな。
後はアーニャさんと仲良くなるだけ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 154人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
燈花(プロフ) - ㊙︎さん» そうなんですね！細かい所まで見てくださって本当に嬉しいです！ありがとうございます！ (2022年5月24日 18時) (
レス) id: 9b4ea3fbaa (このIDを非表示/違反報告)
㊙︎ - 俺の誕生日も3月23日です笑笑 (2022年5月22日 18時) (レス) @page2 id: 2021a0a852 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：燈花 | 作成日時：2022年5月15日 15時
