13話 ページ15
座席に座ってカツラと変装道具をとる。ドレスはどうしようもないが、家に帰る前にどこかのトイレで着替えればいい話。
『黄昏さん、相談なんですけど……
アーニャさんと話す機会が無いのですがどうすれば良いでしょうか？』
アーニャさんが学校に言っている間は家にいるが、学校から帰ってきた時は任務が入っていたりして会えない事が多く、任務を終えて帰宅した時にはもう夜遅いので、寝ていることが多い。
「別に、無理に仲良くしようとしなくてもいいぞ。」
『無理はしてませんよ、私が仲良くなりたいだけです。
ヨルと黄昏さんの子供だし、折角出会えたのですから、親交を深めたいです。』
養子とはいえ、黄昏さんとヨルさんの子供だ。
私は家政婦と言う立場もあり、世話もこなさなければならないのに忙しくて全う出来ていない。
黄昏さんは少し焦ったような顔をしているが何故だろうか？
「じゃあ今度の土日に泡沫も連れて出かけるか。」
『いいんですか……！？ありがとうございます！』
「というかお前、よくその性格でスパイやってこれたな。」
『仕事とプライベートぐらいちゃんと使い分けてますよ……』
「狙撃班のことはあまり聞いたことがないが、仕事はあるのか？」
『言っていいかは知りませんけど、狙撃班は7人で構成される小さな班で、活動は少ないですね。
偶に相手が危険な闇組織の時に狙撃するのに使われるぐらいで、ほぼ他の班の手伝いですよ』
「狙撃班も色々あるんだな。」
『本当に大変なんですよ。狙撃しか出来ない暗殺者もどきの落ちこぼれスパイしか集まらないから人気もな いし……
すみません、愚痴ってしまいました。』
私としたことが黄昏さんのような大先輩に愚痴ってしまった。
……それだけ疲れてんのかな。
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燈花(プロフ) - ㊙︎さん» そうなんですね！細かい所まで見てくださって本当に嬉しいです！ありがとうございます！ (2022年5月24日 18時) (
レス) id: 9b4ea3fbaa (このIDを非表示/違反報告)
㊙︎ - 俺の誕生日も3月23日です笑笑 (2022年5月22日 18時) (レス) @page2 id: 2021a0a852 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：燈花 | 作成日時：2022年5月15日 15時
