第379話〜ネコ娘と羽叶の妖怪バスツアー〜 ページ7
鬼太郎「いろはにほへとちりぬるを…
この世の未練で人の魂を奪い続けた
お前の呪われた人探しも、これで終わりだ!!」
『う、ぐ…うあ"あ"あ"あ"あ"ッ!!!』
鬼太郎「くらえ、狂骨!!」
狂骨の額に毛槍を投げつける
すると札にいろはの文が浮かんだ
その瞬間、札が青く光り出す
そして狂骨の悲鳴を皮切りに、狂骨も札と共に消え去ってしまった
鬼太郎はちゃんちゃんこを手に戻すと、遠くで尻餅をつきっぱなしになっているAに駆け寄る
鬼太郎「大丈夫?Aちゃん」
A「鬼太郎さん…ありがとうございます」
ホッと安心したような表情で微笑むA
その顔とバスガイドの格好にポッと頬が赤らむ鬼太郎だが、ハッと気が付いてすぐに猫娘の方にも駆け寄った
鬼太郎「猫娘!猫娘も大丈夫かい?」
鬼太郎の後を追ってAも心配そうに覗き込んでくる
えへへ、と猫娘は苦笑いしながら頭を搔いた
猫娘「うん、平気だよ」
鬼太郎「二人共、遅くなってごめんよ」
一方、その様子を棒立ちで見ている羽原と二宮の二人
羽原「…あの人、ガイドさんのお姉さんのどっちかの彼氏なのかな?
もしかしたら髪の長いガイドさんの方かもね?」
と、また二宮をからかうように笑いかけてきた
二宮「べ、別に俺は…」
と顔を紅潮させながらそっぽを向く
羽原「二宮…」
二宮「ん?」
声を掛け、こちらを向いた二宮に羽原から手を重ねた
羽原「…ありがとう、守ってくれて」
────────
─────
空も赤く染まってきた夕暮れ時
羽原「っ井森!!」
鬼太郎が井戸から引き上げたのは、狂骨に攫われた井森と盧山
盧山はまだ気を失っており、井森もまだぼんやりとしていた
羽原が井森に嬉しさで抱きつく
羽原「良かった…無事で…!」
するとぼんやりしていた井森の目尻が涙で滲む
そのまま声を上げて泣き出してしまった
羽原「井森、もう大丈夫だよ!
ガイドさん達が、悪い妖怪をやっつけてくれたから!」
嗚咽をしながら、必死に頷く井森
鬼太郎「…猫娘、Aちゃん。後はよろしくね」
A「はい!」
猫娘「任せて!」
と二人は微笑んだ
そして猫娘とAが四人の元に戻った時には盧山も目を覚まし、井森も落ち着きを取り戻している
A「じゃあそろそろ皆の所へ戻りましょうか!」
Aの声に子供達は顔を上げて、こちらを見やる
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桜(プロフ) - スムージーさん» えぇ、もちのろんです。(真顔)← (2017年11月19日 21時) (レス) id: 8ed3d38901 (このIDを非表示/違反報告)
スムージー(プロフ) - 桜さん» ありがとうございますぅ!!!いえいえ、作者も変なので全然大丈夫ですよ!!wこんな小説でも発狂してくれたなんて、嬉し過ぎてこっちが発狂しそうです!これからもどうぞ見ていってください! (2017年11月19日 19時) (レス) id: 3a0be2ec99 (このIDを非表示/違反報告)
スムージー(プロフ) - サヤノさん» おぉ!ありがとうございます!参考にさせていただきますね!もう随分前からお待たせさせてしまってますが、もう少しで書けるのでお待ち下さい!リクエストを貰った側が言うのもなんですが、本当にごめんなさい(´・ω・`) (2017年11月19日 19時) (レス) id: 3a0be2ec99 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - もうめっちゃ大好き!!いきなり変な事言ってすみません。頑張ってください!!もう、毎日見て発狂してますww← (2017年11月19日 17時) (レス) id: 8ed3d38901 (このIDを非表示/違反報告)
サヤノ - 出来るだけ早く、妖怪裁判の前の回は確かゴーゴンと古椿とモンローさんとピーさんの列車と一目入道と鬼太郎グッズとゆらりひょんの脱獄と見上げ入道さん親子と二大鬼髪と松明丸と死神ツアーとそれから地獄ツアーと西洋妖怪対戦で以上です。 (2017年11月19日 9時) (レス) id: 876a5b3505 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:スムージー | 作成日時:2017年10月6日 20時