巡り会う妖と人の子９

第４１２話〜妖怪コマ回し勝負！〜 ページ40

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遂に行われるあまめはぎとカズオのコマ勝負

審判はAと猫娘の二審で行う事になり、対峙する二人の中央の位置に立っている

猫娘「先に動きが止まった方が負けよ！」

A「三回勝負で先に二勝した方が勝ち、いいですね！」

あまめ「あぁ！」
カズオ「うん！」

そしてあまめはぎは自身の巨大ゴマを投げだした

あまめ「勝負だ！とりゃあ！！」

カズオ達も続けて投げだす

カズオ「二人ともいくよ！」

傘化け、一反「「おう！」」

投げだされた二つのコマはぶつかり合い、カァンといい音を響かせながらお互い少し後ろに引く

傘化け「カズオぉ！もっと回せぇ！」

コマとぶつかり合って後退した傘化けはカズオに向かって叫んだ

カズオ「うん！

えぇい！」

カズオは紐代わりの一反木綿を大きく振るうと、傘化けに打ち込む

猫娘「回転が鋭くなった！」

打ち込んだ力によって先程よりも回転力が上がった傘化け

そしてあまめはぎも負けじとコマに縄を打つ

あまめ「負けるかぁ！！」

両者互角の巨大ゴマと傘化けゴマは再び弾かれ合った

カズオ、あまめ「「いけぇぇ！！」」

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一方、鬼太郎のキノコを食べ…ではなく鬼太郎のキノコを取ろうと準備をするねずみ男

何故か巨大な鍋を用意し、中に出汁とキノコ＆鬼太郎と豆腐やら白菜やらネギ等々…

鍋料理の具材と共に鬼太郎が入れられていた

目玉「これで元に戻れるのか？」

ねずみ男「あぁ、鬼太郎ごとキノコを茹で上げてキノコを根絶やしにするって寸法よ」

だが目玉おやじは不安そうに眉を顰める

目玉「鬼太郎はどうなる？」

ねずみ男「親父ぃ、キノコ鍋の美味しさ…ああいや、鬼太郎の生命力の強さ知ってるだろ？大丈夫よ」

目玉「う〜ん、いやしかし…」

やはりそこは息子を思う父親、息子を熱湯で茹でるのは心地がいいものではないだろう

鬼太郎「やってください、父さん」

目玉「鬼太郎…！」

ねずみ男と目玉おやじは鍋の中の鬼太郎を覗き込んだ

鬼太郎「あまめはぎとの勝負に負ければ、カズオ君は足の皮を食われてしまう…

時間がないんです…！」

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