第411話〜妖怪コマ回し勝負!〜 ページ39
カズオは自分の為に戦ってくれた鬼太郎や、自分の前に立って庇ってくれたAの背中を思い出す
カズオ「…うん!」
そして、怖気付いていた顔を上げて覚悟を決めた
カズオ「(鬼太郎兄ちゃん、A姉ちゃん
待ってて、僕きっと勝ってみせるよ…!)」
その日、傘化けと一反木綿も加わったコマ特訓は夜遅くまで続いていた
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そして、遂に訪れた勝負の日
A達一同と再び巨大キノコを頭に生やしたあまめはぎは、もう見慣れてしまった森の広場で対峙している
あまめ「遅かったな…!」
猫娘「今まで特訓してたのよ!」
まるで本当の意味の"闘い"が始まりそうな雰囲気だが、コマ勝負である
表面上は足の裏の皮を賭けたコマ勝負である
一反木綿「こっちは最強のコマと紐ばい…!」
あまめはぎは巨大ゴマを頭から取ると、鼻を大きく鳴らした
あまめ「ふんっ!一夜漬けでオラに勝てるもんか!」
そして勝負を確信したようにニヤリと笑った
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鬼太郎「父さん…あまめはぎは強敵です…」
その頃鬼太郎の家では、昨日より更に増えたキノコを身体中に生やした鬼太郎が居た
目玉「特訓したから大丈夫じゃ!」
鬼太郎「…っ…カズオ君を、助けなくっちゃ…
父さん、僕を山に連れて行って下さい…!」
今でも十分辛いだろう鬼太郎は、それでも目玉おやじに訴えかける
目玉「んな無茶言うな…!」
鬼太郎を必死に宥めていると、ねずみ男の声が聞こえてきた
ねずみ男「ほほっ!そろそろ食べ頃だな、鬼太郎!」
二人が揃って顔を上げると、いつもの嫌らしい笑みを浮かべたねずみ男が立っている
鬼太郎「ねずみ男…!?」
目玉「お前あまめはぎの子分のクセしてっ…!!」
対するねずみ男は一歩鬼太郎に近付きながら笑った
ねずみ男「へっへっへっへ…それはもう辞めたんだよ、待遇悪いからさぁ!」
ねずみ男は目玉と鬼太郎と、ちゃぶ台を中心に向かい合う
ねずみ男「それよりキノコを食べようとああいや、鬼太郎を助けようと思ってよ」
目玉「何!?」
助ける、と言われて目玉おやじはねずみ男を睨みつける
鬼太郎「何か、方法があるのか…?」
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桜(プロフ) - スムージーさん» えぇ、もちのろんです。(真顔)← (2017年11月19日 21時) (レス) id: 8ed3d38901 (このIDを非表示/違反報告)
スムージー(プロフ) - 桜さん» ありがとうございますぅ!!!いえいえ、作者も変なので全然大丈夫ですよ!!wこんな小説でも発狂してくれたなんて、嬉し過ぎてこっちが発狂しそうです!これからもどうぞ見ていってください! (2017年11月19日 19時) (レス) id: 3a0be2ec99 (このIDを非表示/違反報告)
スムージー(プロフ) - サヤノさん» おぉ!ありがとうございます!参考にさせていただきますね!もう随分前からお待たせさせてしまってますが、もう少しで書けるのでお待ち下さい!リクエストを貰った側が言うのもなんですが、本当にごめんなさい(´・ω・`) (2017年11月19日 19時) (レス) id: 3a0be2ec99 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - もうめっちゃ大好き!!いきなり変な事言ってすみません。頑張ってください!!もう、毎日見て発狂してますww← (2017年11月19日 17時) (レス) id: 8ed3d38901 (このIDを非表示/違反報告)
サヤノ - 出来るだけ早く、妖怪裁判の前の回は確かゴーゴンと古椿とモンローさんとピーさんの列車と一目入道と鬼太郎グッズとゆらりひょんの脱獄と見上げ入道さん親子と二大鬼髪と松明丸と死神ツアーとそれから地獄ツアーと西洋妖怪対戦で以上です。 (2017年11月19日 9時) (レス) id: 876a5b3505 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:スムージー | 作成日時:2017年10月6日 20時