第410話〜妖怪コマ回し勝負!〜 ページ38
A「自分より小さな子に、二度も三度も怖い目に合わせるわけにはいきません!」
カズオ「A、姉ちゃん…!?」
堪えきれなくなったカズオの目から涙が零れる
対するあまめはぎは舌なめずりをした
あまめ「ま、お前でもいいや
オラが勝てば足の裏の皮!」
A「私が勝ったら、私の言う事を聞いてもら__」
カズオ「待って!!」
叫ぶようにAの言葉を遮る
そして、カズオはAの服の裾を掴んだ
A「カズオ君…?」
カズオ「僕が…僕がやる!!」
袖で涙を拭うと、Aの前に歩み出た
カズオ「僕が勝てば、僕の言う事を聞いてもらう!」
あまめはぎはニヤリと笑うと、カズオを指で指す
あまめ「よぉし、お前だな?決まりだ!!
勝負は明日、ここで待ってるぞ!!」
そう言い残すと、あまめはぎは地中に消えていった
目玉「えらいことになった…!」
────────
─────
猫娘「いくら取っても、また生えてきちゃう…!」
横丁に鬼太郎を連れて戻ってきた一同は、長屋で鬼太郎のキノコを取り続ける
砂かけ「完全にキノコに寄生されとる…!わしらじゃ治せん…!」
子泣き「あまめはぎに勝つしかないのぉ…」
砂かけ「じゃが、人間の子供が勝てる相手では…」
困ったように眉を下げる二人
すると、目玉おやじが腕を組んで頷いた
目玉「うむ、そう思って助っ人を呼んである」
猫娘、A「「?」」
────────
─────
一同は妖怪寺の前に集合する
目玉「横丁ランキング、コマ回しNo.1…
傘化けじゃ!」
傘化け「よろしくな!」
一つ目に弧を描いた口と出された舌
やんちゃそうだが優しい彼は、慣れ親しんだ者にとって良き友人だろう
カズオ「えっ、お化け!?」
猫娘「何よ、今更」
改めて妖怪らしい妖怪を見たカズオを思わず驚いた
目玉「傘化けはカズオ君のコマになってくれ」
傘化け「わ〜かったぜ、親父さん!
俺は回すのも回るのも得意だぜぇ!」
すると自身の回りを見せつけるように目玉おやじを傘に乗せてクルクルと回し出す
目玉「わ〜!分かった分かった!!
あ〜!それから、紐代わりの一反木綿じゃ!」
回り続ける傘化けと目玉おやじの横に一反木綿がヒラヒラと舞いながら降りてくる
一反木綿「あ〜…や、お初に」
カズオは二人の妖怪の登場に少し怖気付いていた
カズオ「う…」
そんなカズオの肩をAが微笑みながらポンと叩く
A「カズオ君!」
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桜(プロフ) - スムージーさん» えぇ、もちのろんです。(真顔)← (2017年11月19日 21時) (レス) id: 8ed3d38901 (このIDを非表示/違反報告)
スムージー(プロフ) - 桜さん» ありがとうございますぅ!!!いえいえ、作者も変なので全然大丈夫ですよ!!wこんな小説でも発狂してくれたなんて、嬉し過ぎてこっちが発狂しそうです!これからもどうぞ見ていってください! (2017年11月19日 19時) (レス) id: 3a0be2ec99 (このIDを非表示/違反報告)
スムージー(プロフ) - サヤノさん» おぉ!ありがとうございます!参考にさせていただきますね!もう随分前からお待たせさせてしまってますが、もう少しで書けるのでお待ち下さい!リクエストを貰った側が言うのもなんですが、本当にごめんなさい(´・ω・`) (2017年11月19日 19時) (レス) id: 3a0be2ec99 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - もうめっちゃ大好き!!いきなり変な事言ってすみません。頑張ってください!!もう、毎日見て発狂してますww← (2017年11月19日 17時) (レス) id: 8ed3d38901 (このIDを非表示/違反報告)
サヤノ - 出来るだけ早く、妖怪裁判の前の回は確かゴーゴンと古椿とモンローさんとピーさんの列車と一目入道と鬼太郎グッズとゆらりひょんの脱獄と見上げ入道さん親子と二大鬼髪と松明丸と死神ツアーとそれから地獄ツアーと西洋妖怪対戦で以上です。 (2017年11月19日 9時) (レス) id: 876a5b3505 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:スムージー | 作成日時:2017年10月6日 20時