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第375話〜ネコ娘と羽叶の妖怪バスツアー〜 ページ3

横腹(?)に穴が空いているものの、全く飛べないわけではなさそうだった

猫娘「一反木綿!」

一反木綿「あ〜、ど〜も面目無い…」

────────
─────

その頃、修学旅行のバスは出発出来ないまま駐車場に停めっぱなしになっている

それもその筈、生徒が二人も居なくなった上にバスガイドも居なくなり、無闇に発進することも出来ないのだった

「どうしたんだ?」

「二宮と盧山と…それにガイドさん達も戻ってこないんだって」

「残ってる先生も探しに行ったわ、バスに乗って待ってろってさ…」

ザワザワと子供達が不安に包まれる中、羽原だけは一人窓の外を見ていた

羽原「(二宮…)」

─────
────────

二宮とAは神社の石段を駆け下りている

そして、二宮はバスが見えてくると大声で羽原の名前を呼ぶ

二宮「羽原ぁーーっ!!」

〜〜〜〜

羽原「っ!!」

二宮の声に窓の外を見る

羽原「二宮!?」

「舞…?」

羽原の声に前の席の女の子が覗き込んできた

その瞬間、女の子は羽原の斜め後ろを見て顔を引きつらせる

そこには羽原を見つめる狂骨が立っていた

バス内が悲鳴と恐怖に満ちて、子供達は一人残らずパニックになる

異変に気が付いた羽原も振り返り、狂骨の姿を目の当たりにした

〜〜〜〜

二宮とAが石段を降り切る頃には、バスの中から子供達が悲鳴をあげながら走り出てくる

バスの中では、狂骨に腰を抜かした羽原が追い詰められていた

『いろはにほへと…

お前の名前はなぁに…?』

「羽原ぁっ!!」

すると二宮が腰を抜かした羽原の手を引いてバスから逃げ出す

羽原「二宮!?」

狂骨はバスをすり抜けて外へ出てくる

だが、髪の毛が背後から狂骨に巻き付いた

狂骨が背後を振り向くと、髪を伸ばしたAがこちらを睨みつけている

A「二人の所には行かせません!!」

狂骨はAを見てニヤリと笑う

『いろはにほへと…お前の名前は…』

そしてAの髪を掴もうとした

けれど、Aはその前に狂骨の拘束を解いて髪を戻す

しかしその場からは動かずに、大きく叫ぶ

A「私の名前は…羽叶A!!」

『……ひひひひっ』

狂骨は口を開くと赤い煙を吐き出した

だがAは間一髪でそれを避けて走り出す

A「(なんとか二人から遠ざけることが出来れば…!)」

第376話〜ネコ娘と羽叶の妖怪バスツアー〜→←第374話〜ネコ娘と羽叶の妖怪バスツアー〜



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設定タグ:ゲゲゲの鬼太郎 , 夢主 , 妖怪   
作品ジャンル:アニメ
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(プロフ) - スムージーさん» えぇ、もちのろんです。(真顔)← (2017年11月19日 21時) (レス) id: 8ed3d38901 (このIDを非表示/違反報告)
スムージー(プロフ) - 桜さん» ありがとうございますぅ!!!いえいえ、作者も変なので全然大丈夫ですよ!!wこんな小説でも発狂してくれたなんて、嬉し過ぎてこっちが発狂しそうです!これからもどうぞ見ていってください! (2017年11月19日 19時) (レス) id: 3a0be2ec99 (このIDを非表示/違反報告)
スムージー(プロフ) - サヤノさん» おぉ!ありがとうございます!参考にさせていただきますね!もう随分前からお待たせさせてしまってますが、もう少しで書けるのでお待ち下さい!リクエストを貰った側が言うのもなんですが、本当にごめんなさい(´・ω・`) (2017年11月19日 19時) (レス) id: 3a0be2ec99 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - もうめっちゃ大好き!!いきなり変な事言ってすみません。頑張ってください!!もう、毎日見て発狂してますww← (2017年11月19日 17時) (レス) id: 8ed3d38901 (このIDを非表示/違反報告)
サヤノ - 出来るだけ早く、妖怪裁判の前の回は確かゴーゴンと古椿とモンローさんとピーさんの列車と一目入道と鬼太郎グッズとゆらりひょんの脱獄と見上げ入道さん親子と二大鬼髪と松明丸と死神ツアーとそれから地獄ツアーと西洋妖怪対戦で以上です。 (2017年11月19日 9時) (レス) id: 876a5b3505 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:スムージー | 作成日時:2017年10月6日 20時

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