第４４２話〜大逆襲！日本妖怪〜 ページ27
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静かな砂浜
それは誰もいないから、ではなく
誰もが倒されて、動く者が殆ど居なくなったからだった
その中でぬりかべがのっそりと立ち上がる
傍には肩で息をする砂かけも立っていた
砂かけ「ほとんど、やっつけたか？」
一反「皆無事か〜？」
フラフラと飛んできたのは一反木綿
だが安心したのも束の間、砂かけは跳ねるように一反木綿に向き直った
砂かけ「あっ！！親父殿と虚空蔵と子泣きじじいは！？」
すると砂かけと一反木綿の背後から一つの影が覆ってくる
そこにはゆっくりと手を伸ばしてくるフランケンの姿があった
砂かけ、一反「「うわぁぁぁぁ！？！？」」
だがその手は二人を掴むことなく、フランケンは前のめりに倒れ込む
砂かけ、一反「「…え？」」
呆然とする二人を前に、子泣きがフランケンの背中に飛び乗ってきた
子泣き「い〜えい！」
ニコニコと、これ以上にないくらいの笑みを浮かべている子泣き
砂かけ、一反「「子泣きじじい！」」
子泣き「ぴぃす〜」
二人に向かって子泣きはＶサインをしてみせた
子泣きの無事を見れた砂かけと一反木綿は、思わず頬を緩める
ーーーー
虚空蔵は右腕の二の腕を抑えながら息を荒くして立っていた
息をする度、二の腕から血が滲んでいく
目の前には疲れた様子など全くないAの姿があった
虚空蔵「(やばい…)」
今の今までAに攻撃せずに防ぎ続けた虚空蔵
そして何か打開策を考えつくまでの時間稼ぎと思っていたのだが、攻撃せずにいた事が完全に裏目に出る
時間が経つにつれて自分が傷ついていくばかり
必死に頭を絞っても、ろくな案が浮かばない
虚空蔵「(妖力だけを封じるなんて器用な術あるわけない
…あるとしてもAちゃんごと封じる手しか…
やっぱり、アイツに頼むしか方法は…)」
だが虚空蔵は表情を苦虫を噛み潰したように顰めた
虚空蔵「(来るわけない！ここまで時間経っても来ないなんて、絶対寝てる！)」
その間にもAは容赦なく攻撃を仕掛けてくる
虚空蔵「(…仕方ない)」
勢いよく黄色の巻物を開くと、一つの文をなぞった
その文が光り出すと、Aの身体が光の輪で縛られる
虚空蔵「Aちゃん、すまん！全部終わったら元に戻すから！！」
刀を鞘に収めると虚空蔵は走り出した
虚空蔵「(流石に拘束術は解けんやろ…強めの術にしたし…)」
走り去る虚空蔵の背中を見つめ続けるA
＿＿ビキリ、と光の輪にヒビが入った
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7 - 東方の誰かに似てる (2019年5月25日 20時) (
レス) id: e8d8d18e85 (このIDを非表示/違反報告)
スムージー(プロフ) - 桜さん» ただいまでぇぇぇぇぇぇす！！！ (2018年2月25日 7時) (レス) id: 38ff2024a2 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - おかえりなさぁぁぁぁぁぁい！！！ (2018年2月24日 23時) (レス) id: 8ed3d38901 (このIDを非表示/違反報告)
まゆぽん酢松(プロフ) - スムージーさん» モミモミ(意味深)デュフフ(´ﾟωﾟ):;*.:;ｗ (2018年2月24日 18時) (レス) id: bae7925eda (このIDを非表示/違反報告)
スムージー(プロフ) - まゆぽん酢松さん» 一教科終わる度に鬼太郎(人形)をモミモミしてたでぇ…(まゆぽんさんでしょ) うわ推薦落ちたんに…┌( ┐;ﾟ;益;ﾟ)┐ (2018年2月24日 18時) (レス) id: 38ff2024a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スムージー | 作成日時：2017年11月19日 22時
