第４１８話〜上陸！脅威の西洋妖怪〜 ページ2
日本の海上にある、とある小さな島
島には村があったのだが、無残にも殆どの家が崩壊していた
そして、その島の内部にある牢屋…
その中に大勢の人々が閉じ込められていた
牢屋の中で泣き止まない子供達を、牢屋の外で足枷に繋がれている女性が撫でて励ます
女性「大丈夫、大丈夫よ…元気を出して」
笑みを浮かべながら子供達を安心させようとする、青い髪の美しい女性
「「ミウ様〜…」」
子供達は青い髪の女性をミウ、と呼ぶ
すると泣いていた子供達が、牢屋の横にある階段の上に視線を移した
ミウも何かを感じ取って素早く振り向く
階段の上からは、口元をマントで隠した金髪の男が降りてきていた
???「ふっふっふ……
素敵ですよ、ミウさん
その毅然たる目…日本は何もかもが辛気臭くて好きになれない国ですが
女性だけは、世界一だ…」
男が口元を隠すマントを下ろすと鋭い牙が現れる
そして階段からミウに飛びかかり、その肩を力強く掴んだ
ミウ「ぐっ…！」
???「だが…もう我慢が出来ない！！貴方の血を僕に下さい！！」
足枷のせいで逃げることのできないミウに牙を立てようとする…が
階段上から包帯が素早く渦巻きながら向かってきたと思うと、男の首に絡みついてミウから引き剥がした
階段下まで引きずり戻された男は首に絡みつく包帯を外そうと足掻く
するとその包帯の出処…薄茶色のローブを纏った包帯まみれの男が声を発した
???「栄光ある吸血鬼一族も節操が無くなったな…
先代が泣くぜ、ドラキュラ三世」
ドラキュラ三世、とはミウに襲いかかろうとした男らしい
三世は苦しそうに首の包帯に手を掛けながら、上で見下す男を見上げた
三世「バ、バルモンド…ッ！」
声が掠れながらも呟いた"バルモンド"という名、どうやら包帯まみれの男の名のようだ
包帯を出している右手を伸ばしたまま、バルモンドは三世を見下す
バルモンド「俺は言ったよなぁ？この女に手を出した奴は殺す…と
血が吸いたきゃ…島の連中でも吸っとけ！」
ミウ「やめて！！皆には手を出さないで！！」
咄嗟に島の人々が閉じ込められている牢屋を背に庇うミウ
バルモンドは包帯を引っ込めながら、そんなミウの姿を見ながら階段を下りる
バルモンド「お前が俺の言う事を素直に聞くなら、考えてやってもいいが…
…おや？」
だが階段を下りる途中で牢屋の中の少し大きめの岩が、後ろから漏れ出そうとする水を隠すように置かれていることに気が付いた
第４１９話〜上陸！脅威の西洋妖怪〜→←第４１７話〜上陸！脅威の西洋妖怪〜
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7 - 東方の誰かに似てる (2019年5月25日 20時) (
レス) id: e8d8d18e85 (このIDを非表示/違反報告)
スムージー(プロフ) - 桜さん» ただいまでぇぇぇぇぇぇす！！！ (2018年2月25日 7時) (レス) id: 38ff2024a2 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - おかえりなさぁぁぁぁぁぁい！！！ (2018年2月24日 23時) (レス) id: 8ed3d38901 (このIDを非表示/違反報告)
まゆぽん酢松(プロフ) - スムージーさん» モミモミ(意味深)デュフフ(´ﾟωﾟ):;*.:;ｗ (2018年2月24日 18時) (レス) id: bae7925eda (このIDを非表示/違反報告)
スムージー(プロフ) - まゆぽん酢松さん» 一教科終わる度に鬼太郎(人形)をモミモミしてたでぇ…(まゆぽんさんでしょ) うわ推薦落ちたんに…┌( ┐;ﾟ;益;ﾟ)┐ (2018年2月24日 18時) (レス) id: 38ff2024a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スムージー | 作成日時：2017年11月19日 22時
