第33話〜男!一反木綿〜 ページ36
鬼太郎「帰ったら掃除を手伝うよ、それでどうだい?」
カワウソ「塩水もたまにはいいかな」
鬼太郎「決まりだね」
鬼太郎、カワウソ「「せーのっ!」」
ザブン!
鬼太郎とカワウソは川に飛び込んで海へ向かった
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やがて夕方から夜になり、海の一部が妖しげに光を放つ
『探すのだ!貝を持ったあの子を!』
そして海から船幽霊が何体か現れる
_あの子が欲しい…
その頃、一反木綿は浜辺で海の様子を見ていた
一反「霧が出てきたですば〜い
うん?」
ザッバァァァン
突然馬鹿でかい波が一反木綿を襲う
一反「うおぉおおお!!!」
一反木綿はそれを避けることが出来ずに流されてしまった
一反「あっ…しまったばい…
……?」
_あの子は何処だぁ…
船幽霊達が海から上がって町の方へ進んでいく
一反「なんじゃあアイツらは」
_あの子が欲しい…
_印の貝を持ったあの子が…
一反「貝…?
そう言えばあやが貝を胸に付けて…
まさか!
くそぉぉ!」
[あやの部屋 あやside]
あやは窓のそばで一反木綿の帰りを待っていた
あや「霧だ…なんか不気味…
…ん?」
気配を感じて暗くなった道の先を見ていると
何者かがこちらにやってくるのが分かる
_何処だ…
あや「…?」
_あの子が…
_あの子が欲しい…!
あや「ひっ!」
その恐ろしい容姿を見てしまったあやは思わず後ずさりをして別途に座る
あや「何今の…!おばけ…?」
_あの子は…何処だ…
あや「(あの子って…誰?)」
_あの子を探せぇ…
あや「(お化けが子供を探してる…!)」
怖くなったあやは部屋の電気を消し、カーテンを閉めて扉の鍵も掛ける
扉に鍵をかけて、その場にしゃがみ込む
_何処だぁ…
あや「ひぃっ!
…怖いよ…!タオルさん、早く帰ってきて…!」
_印は何処だ…
_貝の印は何処だ…
あや「貝…?」
ふと気付くと、胸元に付けていた貝殻がピンク色の光を放っていた
あや「うわぁあぁ!っ取れないっ!」
外そうとするが、貝は取れなくなっていた
……突然、壁や床から船幽霊達がすり抜けてくる
あや「いやぁぁぁぁぁ!!!
助けて!タオルさーん!!!」
あやは窓を開けて屋根に逃げる
あや「助けてっ…!!」
しかし、あやは足を掴まれて転んでしまう
_あの子が欲しい…
あや「いやぁぁぁぁぁ!!!」
一反木綿「あやーーーっ!!」
船幽霊達に体当たりをした一反木綿
ドサッ!!
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サクランボ(プロフ) - ミリイ(灰崎信者)さん» 了解しました。気長にお待ち下さいm( _ _)m (2017年1月30日 20時) (レス) id: 3a0be2ec99 (このIDを非表示/違反報告)
ミリイ(灰崎信者) - サクランボさん» ありがとうございます 新しいのでお願いしますm(__)m (2017年1月30日 16時) (レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)
サクランボ(プロフ) - ミリイ(灰崎信者)さん» こんにちわ、ミリィさん。私は最近DVDを見始めたのでバルモンドの話の内容どころか性格すら分からなくて…(^ω^;)なるべく早くDVDを見て書けるようにしますのでそれまでお待ちを…m(_ _)mそれと、この小説で番外編として出すか、新しい小説として出すか教えてください。 (2017年1月30日 16時) (レス) id: 3a0be2ec99 (このIDを非表示/違反報告)
ミリイ(灰崎信者) - ゲゲゲの鬼太郎(5期)の西洋妖怪のミイラ男バルモンドの小説書いて欲しいです 私バルモンド大好きで (2017年1月30日 16時) (レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:スムージー | 作成日時:2017年1月26日 22時