第29話〜男!一反木綿〜 ページ32
とある海辺
1人の少女がいた
あや「春男っ!夏男っ!秋男っ!…あれ?」
少女の視線の先にはピンク色に輝く貝殻が一つ
あや「…!
桃色…桃太郎…なんてね!」
少女は胸ポケットに貝殻を入れると、再び進む
[病院]
あや「これ、頼まれてた本!あと新しいタオル!」
母「ありがとう、あや」
あや「お水替えるよ」
母「ごめんね?家の事まで任せちゃって」
あや「しょうがないよ、風邪引いちゃったら
お腹に赤ちゃんがいる時は薬飲めないんでしょ?」
母「ふふっ…それで、弟の名前考えてくれた?」
あや「今考え中!」
母「そう、楽しみだわぁ
…あらっ、貴方また海岸を近道してきたの?」
あや「うん」
母「帰りはおやめなさい
最近海辺で子供が波にさらわれて行方不明になる事故が続いてるっていうわよ?」
あや「平気だよ!今は引き潮の時間だもん!」
[海岸]
あや「よっ!と!
…ん?」
あやの視線は海岸の岩に乗っかっている白いタオルにいった
あや「タオルだ…
行く時に落としたかな…」
「………タオルじゃなかですばい…」
あや「え?((キョロキョロ」
周りに人がいないことを確認するあや
するとタオルが独りでに立つ
あや「…このタオル生きてる!」
「ワシはタオルじゃなかと妖怪ですばい、名前はな…」
…と、突然。何を感じ取ったのかタオルが海を振り返る
「こっから離れんといかんばい!」
後ろでは波が高くなってこちらに来る
あや「えっ?」
「それぇ〜!」
あや「(タオルが飛んだ…!
わっ!)」
ザッパァァン…!!
間一髪、タオルに抱えられてあやが波にのまれる事はなかった
「うぅぅぅ…もう、飛べましぇ〜ん…」
それも束の間、タオルはするすると地面に落ち始めてしまう
[妖怪横丁 鬼太郎side]
子泣き「嫌じゃ嫌じゃ!!もう待てん!!」
ズドン!!
砂かけの経営する長屋の2階から子泣きの泣き声と振動がする
おかげで1階にいる猫娘と鬼太郎にホコリが被る
鬼太郎「何を騒いでるんだい?子泣きじじいは」
猫娘「里帰りしてる一反木綿の帰りが遅いんだって!」
鬼太郎「里帰り…?あぁ、そう言えばAちゃんも一緒に行くとか言ってたな…」
〜1週間前〜
A「え?一反木綿さんって故郷とかあるんですか?」
一反「あるばい
海が綺麗な所だ〜よ」
鬼太郎「妖怪にも故郷はちゃんとあるんだ」
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サクランボ(プロフ) - ミリイ(灰崎信者)さん» 了解しました。気長にお待ち下さいm( _ _)m (2017年1月30日 20時) (レス) id: 3a0be2ec99 (このIDを非表示/違反報告)
ミリイ(灰崎信者) - サクランボさん» ありがとうございます 新しいのでお願いしますm(__)m (2017年1月30日 16時) (レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)
サクランボ(プロフ) - ミリイ(灰崎信者)さん» こんにちわ、ミリィさん。私は最近DVDを見始めたのでバルモンドの話の内容どころか性格すら分からなくて…(^ω^;)なるべく早くDVDを見て書けるようにしますのでそれまでお待ちを…m(_ _)mそれと、この小説で番外編として出すか、新しい小説として出すか教えてください。 (2017年1月30日 16時) (レス) id: 3a0be2ec99 (このIDを非表示/違反報告)
ミリイ(灰崎信者) - ゲゲゲの鬼太郎(5期)の西洋妖怪のミイラ男バルモンドの小説書いて欲しいです 私バルモンド大好きで (2017年1月30日 16時) (レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:スムージー | 作成日時:2017年1月26日 22時