巡り会う妖と人の子

第２７私〜妖しき旋律！夜叉〜 ページ30

呼び掛けも虚しく、Aは重力に引っ張られて落下する

しかし、間一髪で鬼太郎がAをキャッチした

Aはスゥスゥと寝息を立てている

鬼太郎「よかった…」

[数日後]

【月野小夜子 突然の引退】

その文字が新聞に大々的に載せられていた

猫娘「小夜子さん、恐ろしいことをしたって後悔して、手に入れたもの全て捨てたんだって」

ねずみ男「とほほ…眠ってる間にガードマン料が無くなってる…」

目玉「ワシがマネージャーに全額返しといたんじゃ」

目玉おやじは鬼太郎にこっそり言う

A「鬼太郎さん！」

その時、Aが鬼太郎の肩を掴む

鬼太郎「！！((ｷﾞｸｯ」

A「私ここ数日何も覚えてなくて…何かあったんですか？」

鬼太郎「いやぁ…それは…その…」

A「なんで顔逸らすんですか？」

鬼太郎「(よくよく考えたら抱きつかれた事結構恥ずかしいな…)」

目玉「Aちゃん、別に知っても意味の無いことなんじゃ

あんまり気にせんでいい」

鬼太郎「父さん…」

A「そうなんですか…？」

鬼太郎「あ、あはは…」

A「？」

鬼太郎「(この事は自分の墓まで持っていこう…)」

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