巡り会う妖と人の子

第１７話〜ビビビ！ねずみ男！〜 ページ20

鬼太郎「それはお互い様だろ？がしゃどくろ

何百年になるか分からないけど、もう一度ゆっくり眠ってくれないか？

人間もきっと、懲りたはずさ」

『ふむ……今は、眠るとしよう…』

その言葉と同時にがしゃどくろの残骸から魂が出てくる

『鬼太郎…』

鬼太郎「？」

『彼女を守れ…彼女が敵に奪われたら大変なことになる』

鬼太郎「…なんだって？」

『私が喋れるのはここまでだ…

…お嬢さん、強く生きなさい』

それっきり、がしゃどくろから声はしなくなった

鬼太郎「………」

[数日後 Aside]

鬼太郎さんと猫娘ちゃんと会社に来てみた

あの会社の前には慰霊碑が建てられていた

A「ちゃんと建ててくれたんですね、よかったぁ」

目玉「ふむ、いつぞやの水虎に続いてがしゃどくろか

人間界に何か得体の知れない事が起ころうとしているのかもしれんのぉ」

猫娘「これでねずみ男も懲りたでしょう

あいつはずーっと鬼太郎には勝てない運命なのよねぇ」

鬼太郎「…いや、勝てないのは僕の方みたいだよ？」

鬼太郎は道に落ちていた雑誌の中を見る

猫娘、A「？」

そこにはねずみ男さんの写真が載っていた

…昨日鬼太郎さんが倒した相手を自分の手柄にして

猫娘「あっ…あんの恥知らずーーーー！！！」

怒った猫娘ちゃんが雑誌をバラバラにしてしまう

A「まぁまぁ猫娘ちゃん！落ち着いて！」

鬼太郎「ある意味負けるよ、アイツには」

猫娘「お人好しなんだからぁ！」

A「良いのか悪いのか分からない仲ですねぇ((ｸｽｸｽ」

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