巡り会う妖と人の子

第１６話〜ビビビ！ねずみ男！〜 ページ19

[noside]

A「…え」

鬼太郎「なんだと！」

『この娘の命一つで大勢の命が助かるんだ

安いものだろう

取引だ』

ねずみ男「た、確かに…」

猫娘「にゃんですって！？((ｼｬｰ」]

A「ほ、本当に魂を返してくれるんですか？」

『あぁ、約束しよう』

鬼太郎「Aちゃん！ダメだ！」

ねずみ男「が、がしゃどくろさん…？Aちゃんをくれたら俺らの事も見逃してくれるんですかねぇ？」

『勿論だ』

ねずみ男「どーぞどーぞがしゃどくろ先生！食べちゃってくだせぇ！」

猫娘「ねずみ男！？アンタっ…！！」

『ふふふふ…なかなか正しい選択をしたな』

するとがしゃどくろは大きく口を開けてAちゃんを丸呑みにした

鬼太郎「Aちゃーーーーん！！！！」

猫娘「ねずみ男！！！アンタのせいよどうしてくれんの！！」

ねずみ男「俺は自分の命が大切なの！

それにAちゃんも食われて、これで変な現象に困る事もねぇだろ！」

鬼太郎「……食われる…？

それだ！！父さん、降りていて下さい！」

目玉「な、なに！？何をするつもりじゃ鬼太郎！」

鬼太郎「こうするんですよ！」

そう言うと鬼太郎は下駄を手にして飛ぶ

ガァン！！

がしゃどくろの頭に攻撃をして体勢を崩させる

しかし、口から手の骨が何本も出てきて鬼太郎を捕らえてしまう

鬼太郎「あああああああああ！！！」

鬼太郎は生気を吸い取られてミイラのように干からびた

３人「！！」

目玉「おいがしゃどくろ！！Aちゃんをやったら襲わない約束じゃなかったのか！！」

『確かに…そう約束はしたが。

生憎死んだ奴とは約束はしておらん

ワシが約束したのは生きてた奴の方じゃ』

猫娘「…この卑怯者！！」

『かっかっかっ

なんとでもいえ』

そしてがしゃどくろはねずみ男達に手を伸ばす

その時

ガンッ

『…？』

ガンッガンッガンッ！！

何かががしゃどくろの頭蓋骨を中から攻撃している

するとがしゃどくろの頭蓋骨の一部が割れて魂を取られ干からびた人たちと、一番上にはAちゃんを抱きしめた鬼太郎がいた

そして落ちてきたちゃんちゃんこから鬼太郎の魂が出てきて肉体に戻る

鬼太郎「…ふぅ」

目玉「おおお！鬼太郎ぉ！」

鬼太郎「これでもう体を保てないだろう！」

そう言うと鬼太郎は髪の毛を槍のようにしてがしゃどくろの額を貫く

ガラガラガラ…！！！

大きな音を立て崩れていく

『鬼太郎…そうか…貴様はあの幽霊族の末裔か…不死身なわけよな…』

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