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なんだったのだろうか 相川side ページ2
「もうすぐ卒業だね。」
誰かが言った。私にとって最悪な1年と幸せな1年とくだらない1年で高校生活は成り立っていた。
今思えば全て偽物だったのかもしれない。でも私には彼にだけ伝えたい思いがある。
貴方にどうしても伝えたい。その思いだけで今、私は
切れそうな糸を必死に繋げている。
その事だけは分かってほしい。やはり私は彼の事が大好きなんだなということを実感する。
そんなことを考えつつ廊下をなにげなく歩いていた。
窓の外には大きな桜の木がみえる。
「桜の花が開くまで、持たないわね」
小さな声で呟いた。
続く (更新停止中)
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作者名：ゆっけ | 作成日時：2016年2月9日 13時
