【呪術廻戦】さしす組の大好きな先輩。

大好きな先輩。08 ページ8

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硝子side



いつもと同じようにタバコ吸って、何となく外に出たかったから外で吸ってた。


なんか空が綺麗だなとか風が気持ちーなとか柄でもないこと考えながら。


気づかないうちにあの人にだいぶ影響されてんな…私。


ふぅと煙を吐いた。


いつからだろうか。私があの人色に染まったのは。


そろそろ戻ろと思って歩き出そうとした。



『あ！しょーこだ！』


「Aセンパイ」


Aセンパイが笑顔でこっちに走って来る。


センパイに会えたことが嬉しくて私もセンパイの方に歩き出す。


『愛しのしょーこー！！』


そう言って2人で抱き合った。

人にベタベタするのは好きじゃなかったけどセンパイにはくっつきたくなる。



「Aセンパイどっか行ってたの？」


『ちょっと遠くで任務あってさ』



会えてよかった〜とまた笑顔になるセンパイ。


笑顔が多い人だな。


この人は私を見つけては必ず声をかけてくれる。


こんな私を気にかけてくれる。


人一倍以上に優しいセンパイはよくこの人が呪術師なんてもったいないって思う。



『なんか硝子のタバコの匂い好き』


それにこういうことをサラッと言う。

私が同性だからって油断してる。

私もやり返したいけどそういうこと言うのは得意じゃない。


「じゃあタバコ続けよ」


『体には気をつけて』


だからセンパイに褒められたことは続ける。


『硝子、今日お泊まり会しない？？』


「センパイの部屋ね」


『うわ〜片付けなきゃ〜』


同性だから意識してもらうのは難しいけど女同士の特権もあるし。


私はセンパイが大好き。絶対誰にも言えないけど。



あのクズ共と他の輩にはセンパイは渡さない。

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