大好きな先輩。37 ページ37
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『傑、どうしよう』
「どうした?」
お悩み相談をしようと思う。
『昨日の夜中学の時の友達から連絡きて、』
「うん」
相槌を打ちながら聞いてくれる傑さん。
『告白されたんだけど、』
「…は?」
『それでその子が…』
「告白されたのかい?まさかOKしたりしてないだろうね?」
なんか傑の目が怖い。脳に訴えられてる感。
『いや、それがさ』
「OKしたのかい?」
『だから一回話を聞いておくれよ夏油傑さんよォ』
話は最後まで聞きましょう。
『その子がすごい変な子で、俺と付き合わないなら家燃やすとか、痛い目にあわせてやるとか脅し的なこと言ってきて…』
「なんでセンパイの周りには変なヤツらばかりなんだい??」
『私が聞きたい』
元彼といい、脅しの子だったり……
私恋愛に恵まれてないのかも。
「でもセンパイならそんなヤツ一発じゃないのかい?」
『さすがに犯罪じゃん』
犯罪者にはなりたくないのよ。
こういうヤツに限って自分がやられた時は騒ぎ散らかすから。
あーもうムカつくな。
「じゃあ私がやってあげるよ」
『遠慮しときますね』
傑が言うと冗談にならない。表情が物語ってる。
「その子はセンパイの家を知ってるのかい?」
『それが知ってるんだよね、最悪だよ』
もう思い切って振ろうかな。勇気を出して。
『でもさ、よくよく考えてみれば家燃やすって結構な罪じゃない?』
「よくよく考えなくても大犯罪だよ」
『まぁそんなこと気にせずにさ』
もう気にせず振っちゃおう。
「センパイ、携帯貸して」
『ん、はい』
中学の時の友俺と付き合わないなら家燃やすよ?
痛い目あわせるよ?
中学の時の友それでもいいの?
傑がトーク画面を開いたと思うと何か打ち始めた。
A無理
『おいおいおい?』
「何かあったら私がやるから大丈夫だよ」
『おいおいおいおい?』
こやつ…見かけによらず恐ろしいこと言うね。
あ、でも見た目は胡散臭いから…特に前髪。
「センパイ全部声に出てるの分かってるかい?」
『うん。意図的に出した』
私が言うと、珍しく傑に頭を叩かれた。
ひどいよ…ホントのこと言っただけなのに。
と言ったらまた叩かれた。
その後、中学の時の友兼脅しの子からメールではメチャクソに言われたけど結局何もされなかった。
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めりー(プロフ) - 夏斗さん» ほんとですか…!🥹🫶🏻💕嬉しいです!こちらこそ読んでくださりありがとうこざいます!! (1月3日 1時) (レス) id: 4d1819db53 (このIDを非表示/違反報告)
夏斗(プロフ) - 好き……! 硝子ちゃんも悟も傑もかっこいいしかわいいし……全員が魅力的……! 更新ありがとうございます! これからも頑張ってください!! (1月2日 20時) (レス) @page36 id: 61784e28aa (このIDを非表示/違反報告)
めりー(プロフ) - レモンさん» 嬉しすぎる…💓🥹ありがとうございます!更新頑張らなきゃ✨ (11月10日 20時) (レス) id: 4d1819db53 (このIDを非表示/違反報告)
レモン - ヤバいッこの作品最高すぎる😆 さしす組が、最高です😍 更新待ってます🎵 (11月10日 16時) (レス) @page27 id: 97f09e59d6 (このIDを非表示/違反報告)
めりー(プロフ) - 快晴さん» 大変お待たせいたしました!!ありがとうございます!今後もよろしくお願いします😊🫶🏻️💞 (8月21日 12時) (レス) @page17 id: 4d1819db53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:めりー | 作成日時:2023年8月5日 23時