【呪術廻戦】さしす組の大好きな先輩。

大好きな先輩。35 ページ35

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『悟無事？』



「何ともね…センパイこそ大丈夫かよ」




なぜか私は頭から地面にぶっ刺さった状態。


……なんで？？




『抜いて』



「見えそう」



『おい』




スカートはギリ手で抑えてめくれないように頑張ってる。



別に悟は見られてもそんな恥ずかしくない。




『ふげっ、…ふぅ、ありがと』



「さっきっから呪霊の姿見えねぇのに風吹いたり揺れたり何なんだよ」



『やっぱ呪霊じゃなくて幽霊なんじゃ…』




と言った刹那。




【オ‪”‬オ‪”‬オ‪”‬オ‪”‬オ‪”‬オ‪”‬!!!!!】




目の前にある建物から聞こえた。




「なんだいんじゃん」



『うるせぇ〜』




うるさい呪霊の鳴き声が。



私たちはそれに驚くことなく冷静に戦闘態勢に入る。



幽霊じゃないならもう怖くない。





「とりあえず中入ろうぜ」



『りょーかい』




薄暗い建物の中に悟と入る。



うわ、臭。




「くっっさっ！！」



『なんの臭いこれ』




呪霊の臭いとか言わないで。



こんな臭いヤツと戦いたくないから。




「呪霊の臭いじゃね？」



『ホントにヤダ』




制服の袖で臭いを嗅がないようにする。



てか早く呪霊さん出てきてくんねぇかな。



残穢辿ってるけど一向に呪霊を見つけらんない。



どんだけこの建物デカいの。



悟もだんだんイラつきが顔に出てきてる。





『いないね』



「気配はすんだけどな」





そうなんだよ。気配はすんのにいないからムカつく。




悟ともうこの建物ごと破壊する？なんていう話をしてると、目の前に黒い影。





「…センパイ、ストップ」



『……』




悟が私の前に出て腕を広げ守るように立つ。




やっと見つけた。




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