【呪術廻戦】さしす組の大好きな先輩。

大好きな先輩。29 ページ29

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乱暴しよっかな、とか。




かっこつけちまったよ。






葛藤の末、呪霊を祓いました。




早いね。




葛藤ってほど葛藤はしてないけど。




思ってたより強くなかったからなんかあるんじゃね？とかビビってたんだけど全然平気でした。




多分ね、これ2級と1級の間くらい。




完全に予想が外れた。絶対特級近くあると思ったのに。




私はもうちょっと相手の等級を正確に当てられるようにしなきゃだね。




ほんと。お騒がせしてすみませんって感じ。






『……さてどうすっか、』





女子たちが学校中にちゃんと呼びかけてくれていたら生徒はみんな混乱の渦の中。




もう大丈夫でーすとか言ってもは？ってなるよね。




ま、いっか。私今日でここともオサラバだし。




放送でお知らせしよう。







────
──







『えー……皆さん。学校の安全は守られました。ですんで、いつも通りの生活を送ってください』






うわミスった。これ完全にイタいやつだよ。




とにかくこの場から逃げ出したい。




その一心で唯一私のこの5日間限定入学の理由を知っている担当の先生に挨拶して帰ることを伝えた。




クラスの子たちに何か言わなくていいのか聞かれたけどそうゆうの悲しくて好きじゃないから遠慮しといた。




急に現れて急に消えた謎の転校生に成り上がってしまった。




我が相棒橋本くんよ。今までありがとな。



連絡先とか交換してないけどいいよね。



結局橋本くんとは最初の出会ったばっかとさっきの呪霊祓う前くらいしかまともに喋ってないけどね。







帰るか。




久しぶりに硝子に会える……！！




そういえば溜まっていた通知をそろそろ既読にしてあげなきゃ。



と思って携帯を開くとちょうど硝子から電話がかかってきていた。



毎回思うけど電話のタイミングよすぎる。



硝子じゃない可能性が大だから要注意。






『もしもし、』




《A先輩？硝子だけど》




『硝子！！！』






愛しの硝子からだったとは。



嬉しみの舞だね。






《今日帰ってくる日でしょ？駅まで迎え行く》



『いや、いいよ。多分夕方になるし。危ないから』



《クズ2人も行くから平気》





その2人が危険人物じゃん？




あーでもなー早く会いたいしな。




……来てもらうか。





『わかった。連絡すんね。ありがと』



《はーい》





電車に揺られながら楽しみで緩んじゃう口元を頑張って抑えた。

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