【呪術廻戦】さしす組の大好きな先輩。

大好きな先輩。28 ページ28

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特級はさすがに言い過ぎ……？



いやでも1級以上なのは確実。



うわ、恐れてたことが起きてしまった。





『はぁ……キモ……』




しかも私が見てきた呪霊の中でトップクラスにキモイ。



思わずため息出ちゃうけど死傷者出る前にやってしまおう。



建物の中は危険だから誘導してグラウンド行くか。



帳はどうしよう。



……呪霊が暴れる前に下ろそ。





『闇より出てて闇より黒く その穢れを禊ぎ祓え』





帳が下りて生徒たちが夜になった？！などと騒ぎ出す。



どさくさに紛れて呪霊をグラウンドの方に向かって蹴り飛ばす。


蹴りには自信がありまして。





「え？！A？！」




私のトイレが長いと思ったらしき女子たちが教室から出てきて呪霊を蹴り飛ばす瞬間を見られてしまった。



呪霊は見えてないだろうから一人で飛び蹴りしてるやつみたいになっちゃったじゃん。





『ちょっとグラウンド行ってくるから学校中に絶対外出んなよって言っといて！！あとカーテン閉めろって！！』



「え？！どゆこと？！どしたの？！」



『頼んだー！！』





勢いで校舎から飛び降りてしまった。



浮遊感ヤバい。ちょっと楽しい。




多分蹴った感じからして特級ではなさそう。




特級よりの1級って感じ。



もうそれ特級じゃん。って思うけどまぁマジモンの特級と特級よりの1級は天と地の差なんです。



とか言ってる場合じゃない。





【キェェェ!!!!】



『うぉわっ、』




呪霊が急に叫び出したと思ったら攻撃飛ばしてきやがった。



もしかして喋れない系の呪霊さん？





【コ…ロ、ス……コ…ロシテヤル…】





嘘でしょ喋ったし。



しかも大体はアソンデ……とか何か喋ってんだけどよく分かんないやつばっかだけどコロ.スは初めて言われた。



恐ろしい呪霊ちゃんだね。





『お前が殺.されんだよ』





口が悪くてごめんね。でもムカついたから。



呪霊に情なんて1ミリも存在しないから。







『広いグラウンドでよかった。帳も下ろしてるし………ちょっと、乱暴しよっかな』

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