【呪術廻戦】さしす組の大好きな先輩。

大好きな先輩。25 ページ25

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『いやいや絶対にうさぎだよ。あのふわふわなしっぽ』


「いやいやハムスターだろ。あのムチッとした体」



今誰と話してるか分かりますでしょうか。


そう。あのフラフラぶっ倒れ少年です。


あの後病院行って薬もらって飲ませてちょっとしたら元気になったよ。


ものすごく省略してるけどね。


なんか重度の寝不足だってさ。何があったんだよ。


今では犬か猫どっち派かという話題でどちらも選択肢にない生き物を語るくらいには仲良くなった。


ちなみに少年私とタメだった。


橋本くんっていうらしい。


綺麗なお顔してらっしゃると思う。くますごいけど。


いっつも悟見てるからイケメンの基準がわかんなくなった。



「そういえばどこ校？見たことない制服」


『あ、私引っ越してきて△△高校ってとこに転入するんだ』


「え？まじ？！俺も△△高校！」



めっちゃ目かっぴらいてびっくりしてる。


橋本くんお前絶対陽キャだろ。



『え！マジ！同じクラスとかだったりしちゃうかな！』



同じ高校ということは知ってたけどね。


私演技上手なのかも。



まぁそんなこんなで△△高校の近くまで着いたんだけど。


私の制服ってどうしたらいいんだ。


ま、いっか。5日しかいないし。



「制服はあんの？」


『ない、けどまぁいいっしょ』



いやいいのかよ、ってツッコミが入った。


橋本くんがボケで私がツッコミのコンビ作ろ。あ、逆か。



『そういえばさ、病院とか色々行ってたから私たち完全なる遅刻だよね』


「あっ！！そうだ！！病院！！マジありがと！！あのままじゃ俺どうなってたか！感謝！！はいこれ薬代！」



ものすごいスピードで流れるように土下座をされた。


いや、やめろよ。



『いらん』


「はい！感謝の気持ちも込もってるから！」



そういうことじゃないから早く行こうよ。


私転入初日から遅刻するとかいう問題児イメージ持たれちゃうから。



『ありがと！受け取っとく！行こ！』



橋本くんを置いてダッシュした。




ごめんね橋本くん。

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