【呪術廻戦】さしす組の大好きな先輩。

大好きな先輩。15 ページ15

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『ゔっ、！ハァ…ふぅ……』


急展開。


さっき男の子が多分恐怖が頂点に達しちゃって正気失ったのか呪霊の大群に飛び込みに行こうとしちゃったんだよね。


それを咄嗟に止めたんだけどその隙狙って呪霊が攻撃してきやがって。


ちょっと、というか結構負傷した。


相手が2級3級くらいだったらかわせたかもたけど1級だから無理だった。


男の子に血、見せちゃったよ。絶対見せないようにしてたのに。


私が怪我したのを見て正気に戻ったのか泣いて謝ってきた。


うわもうごめん。


男の子抱えてるついでに外に出た。


そしてしゃがんで男の子と話した。


『ここから家は近い？1人で帰れそう？』


「っ、うんっあの、ごめん！僕のせいで…！」



泣きながら謝ってくれる男の子。


よくあんな場所で1人で頑張ったな。すごいよ。



『全然元気だからへーき！私はあの気持ち悪いやつ退治してくるから！早く帰りな』


「絶対…死なないで！！ありがとう！」


『もう1人でこういうとこ来ちゃダメだよ』



元気よく返事して男の子は帰って行った。


じゃあ戻るか。



と思って立ったらさっき受けた傷がかなり痛んだ。


お腹やられたからな……こんな怪我久しぶりだな。


攻撃してきた呪霊、1級の中でも強い方じゃない？


とりあえず祓わなきゃ。



すると窓が割れる音がして呪霊が一匹外に出てきた。



『……雑魚には用ないんだよ』


多分3級くらいの呪霊だった。


てか他にもいたの。なんなのこの建物。


このままじゃ1級呪霊も外出てくんな。



『傷開いたら硝子に治してもらお』


「開くなよ」



後ろから声がして確かに〜と言いながら振り返ったら、



『悟、？』


「センパイ…俺センパイのそういうとこめっちゃ嫌いクソ嫌い」



急に悪口を言われた。


というかこんな話してる暇無いし呪霊来ちゃうしなんで悟がいるの。

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