義姉。43 ページ4
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なんとか烏野に着いて、遅刻は20分で済んだ。
済んでないけど。
『潔子…？着いたよ』
〈分かった、今こっそり門のとこ行く〉
なんでこんなに緊張するんだろう。
え、どうする？お前誰だっけとか言われたら。
そんな人たちじゃないのは知ってるけど。
「A」
『！！潔、』
潔子〜！！と抱きつこうとしたらなんと潔子の方から抱きついてくれた。
え、やばキュン死尊死萌死。
『久しぶり〜！潔子』
「会いたかった」
潔子がデレ。珍しすぎる。
「みんなにAが来ること言ってないからきっとびっくりすると思う」
『なんかものすごい緊張するんだけど』
潔子とどういう感じで体育館に入るか話し合って、結局潔子の後ろに隠れてバレるまで普通に練習を見学するという至ってシンプルな流れになった。
あんまり下手なことすると失敗するからね。
一応持ってきた烏野のバレー部ジャージを着る。
懐かしい。
って言ってもまだ引っ越してそこまで経ってないけど。
「いい？ちゃんと隠れてて」
『OK』
体育館の前まで来て潔子の後ろに隠れる。
潔子細いから絶対にバレるでしょ。
「お、清水。どこ行ってたんだ？」
「なんでもない」
潔子誤魔化し方下手くそやな。
心臓のバクバクがヤバい。
そして誰もこっちを見ていない隙に潔子の横に立って練習を見学する。
……以外とバレないもんだ。
「あと少しでもう練習終わるよ」
『なんか気づかなすぎじゃない？』
私10分ほどここにいますけど。
そして結局バレないまま練習が終わり、全員帰る支度を始める。
おいおい気づかなすぎて逆に面白いぞ。
ここは少し、仕掛けよう。
『おつかれ、はいタオル』
「おぉ、さんきゅ」
汗をかいているスガちゃんにタオルを渡す。
「Aもおつか…れ…、あれ、？大地、ヤバい俺Aの幻覚が見え始めた」
「……俺もだ」
「俺たち疲れてんのかもな…」
もう幻覚と思われてるんだけど。
「…、」
潔子笑っちゃってるし。
こうなったら他の人に、
『龍之介、夕、おつかれ』
「…龍、俺Aさんに会いたすぎて幻覚が見えるぜ…いつもよりはっきりと」
「俺もいつもの幻覚よりくっきり鮮明に見えるぜノヤっさん……」
ダメだこの2人は常に私の幻覚を見ているらしい。
こうなったら気づくやつ見つけ出さねば。
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めりー(プロフ) - 夢宝甘夏さん» 最高です！！お気に入り登録しましたー！次のお話でURL載せても大丈夫でしょうか？ (4月27日 15時) (
レス) id: e0011899ac (このIDを非表示/違反報告)
夢宝甘夏 - 義妹verです！https://uranai.nosv.org/u.php/novel/imoutoban/ (4月27日 9時) (レス) id: f68ec87901 (このIDを非表示/違反報告)
夢宝甘夏 - ありがとうございます！ (4月25日 5時) (レス) id: f68ec87901 (このIDを非表示/違反報告)
めりー(プロフ) - 夢宝甘夏さん» コメントありがとうございます！！🥹🙏🏻💖義妹バージョン最高です！ぜひ読ませてください！！ (4月24日 21時) (レス) id: e0011899ac (このIDを非表示/違反報告)
夢宝甘夏 - めちゃくちゃおもしろいです！義妹バージョンを作ってもよろしいでしょうか？お返事待ってます！投稿頑張ってください！ (4月24日 17時) (レス) id: f68ec87901 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めりー | 作成日時：2024年2月25日 17時
