義姉。53 ページ14
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「変な男に絡まれないように俺がいつでも守ります!」
『おーありがとー』
さっきからずっとこんなようなことを繰り返してる気がする。
「俺もいるぜ!A!」
『スガちゃんはいいや』
まだアルコール抜けてなかったんだね。
もう口調が変だもん。
「Aさん!あのクレープ美味しそうですよ!」
『うわほんとだやば』
クレープが大好きな私は美味しそうなクレープを見ると買わずにはいられない。
くそ…なるべく糖分は控えたいところだけど、見つけてくれてありがとうしょーよー。
「どれがいい?」
そう言って財布からスっとお金を取り出すのは我が愛する親友、潔子。
『ヤバい、潔子が誰よりもイケメン』
「し、清水かっこいいな…」
旭もびっくり。
奢ってあげるとかじゃなくてもう奢ることは前提のどれがいいって。
なんてかっこいいんだろう。
私をお嫁にもらって。
「潔子さん、かっけぇぜ……Aさん!どれがいいですか!!」
「Aさーん!どれがいいですか!!
「単純すぎでしょ」
龍之介としょーよーも財布を取り出した。
夕はもうすでにクレープ買いに行ってしまった。
ありがとう嬉しいけどほんとツッキーの言う通り単純だな。
まぁそこが可愛かったりもするんだけど。
『ツッキーには単純さが必要だね』
「どういう意味です?」
そのまんまの意味だよ。
ですか?じゃなくてです?なのがまたムカつきポイント。
「Aさーん!クレープ買ってきました!!」
『わ、むっちゃ美味しそう。ありがと』
夕が買ってきてくれたのはバナナチョコのクレープ。
私が一番好きなやつだ。
たまたまなのか、知ってたのか。
「……私が買いたかった」
「す、すみません!潔子さん!!気づいたら身体が動いていて…!!」
クレープうま。
「よかったなA」
『むっちゃ美味しい。大地ママも食べた方がいいよ』
「俺は遠慮しとくよ」
もうこれから大地ママって呼ぼう。
しっくりくる。
「…あれって及川さんじゃないスか」
『げ、』
嫌だ気づかないで。
めんどくさい人の相手はしたくない。
「多分、Aさんいるのバレたら絶対こっち来、」
「え?!烏野と、A?!まだこっちいたの?!知らなかったんだけど?!」
「あの優男野郎……Aさんに気安く話しかけやがって」
バレたし。
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めりー(プロフ) - 夢宝甘夏さん» 最高です!!お気に入り登録しましたー!次のお話でURL載せても大丈夫でしょうか? (4月27日 15時) (レス) id: e0011899ac (このIDを非表示/違反報告)
夢宝甘夏 - 義妹verです!https://uranai.nosv.org/u.php/novel/imoutoban/ (4月27日 9時) (レス) id: f68ec87901 (このIDを非表示/違反報告)
夢宝甘夏 - ありがとうございます! (4月25日 5時) (レス) id: f68ec87901 (このIDを非表示/違反報告)
めりー(プロフ) - 夢宝甘夏さん» コメントありがとうございます!!🥹🙏🏻💖義妹バージョン最高です!ぜひ読ませてください!! (4月24日 21時) (レス) id: e0011899ac (このIDを非表示/違反報告)
夢宝甘夏 - めちゃくちゃおもしろいです!義妹バージョンを作ってもよろしいでしょうか?お返事待ってます!投稿頑張ってください! (4月24日 17時) (レス) id: f68ec87901 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:めりー | 作成日時:2024年2月25日 17時