【HQ】宮ツインズの義姉。

義姉。30 ページ31

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お待ちかねの部活時間。




大耳練くんこと、レンレンと我らが北信介、信ちゃんと教室を出る。



そしてそれぞれ更衣室に。




稲荷崎バレーボール部と書かれたえんじ色のジャージを着る。



何気に着るの初めてなんだよね。今日もらったから。



届くのに時間がかかっちゃったらしい。




『お、双子』




更衣室から出たと同時に双子とばったり。



今から体育館行くっぽい。





「Aやーん」



「おぉ」





2人の目線は私の目ではなく体に。





『ジャージ似合うっしょ？』



「調子乗んなや」



「せやで」





あれ？？なんかサムまで冷たくなりました？



うわ。どれもこれもツムのせいだよ。



私の可愛い可愛いサムを冷たくしよって。





『私の周りにはツンデレが多いんだね』



「ツンデレちゃうわ！！」






そういえば練習試合とかっていつあるんだろ？



バレーやってる時くらいしか双子がかっこいい場面ないからね。





『女子にキャーキャーされてるからなんだよ……誰よりも早くハゲればいいのに』



「地味に嫌やそれ」





あえて地味に嫌なことをいったんだよ。



どうか私の呪いがうまくいきますように。





体育館に着いたので準備を始める。



ゆんゆんとここりんにも言われたようにしくじんないように頑張んなきゃ。





「Aジャージじゃん」



『お、チベス、……スナリンじゃん！そうなの！似合ってるでしょ』



「自分で言っちゃうんだ。それにチベスナじゃないから」





だってあまりにもチベスナで……と心の中で呟いたつもりが声に出てたらしくし睨まれた。



怖い怖い。



そういえば大地めっちゃ怖かったな。私よく怒られてたわ。



スガちゃんと一緒に。



スガちゃん爽やか系優しいパイセン演じてるけど本当はバカみたいに変人だから。



宮城にいる時スガちゃんが急に家に来たと思ったらゴキブリのおもちゃいっぱい入った袋を渡して「ガンダガンダ〜！！」って言いながら帰ってったんだよね。




ついに頭逝っちゃったのかと思ったわ。




真面目に精神科に行くべきなんじゃないかな。




話が脱線しすぎました。




準備が終わって練習始まる。



とりあえずみんなの様子とかノートにメモっとこ。

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