【HQ】宮ツインズの義姉。

義姉。18 ページ19

･




ツムサムに無理やり体育館に連れてこられた後、北さんと言われている方がいらした。



同じクラスだね。北信介くん。7組一緒だよ。





「双子がマネージャー指名するなんて初めてやな。自分バレーの知識はあるん？Aって7組一緒やんな」



『あります。前の高校で男バレのマネージャーやってました』





北さん…なんとも言えん圧がある。


思わず敬語が出てしまう。



だってあの双子が従ってるもん。




そういえば家でも北さんが怖いだの何だの言ってたな。






「実際、今春高予選でマネおらんと結構手ぇかかんねん。監督に許可もらえれば俺はええと思うで」



『はぁ…』





ため息じゃないよ。



スナリンの言う通り意外とあっさりOKくれたけど。



私やるって言ってないのにね。面白い。






「おぉ！！これはいける雰囲気やで！A！」



「やってや」





いける雰囲気じゃないんだよ。



私はやらないのだ。理由？そんなの女子たちが怖いからに決まってるじゃないか。



それに私は烏野のマネージャーなんだ。今は…違うけども。




でも双子がすごいぱぁぁあみたいな笑顔で見てくるから揺らぐ。




……もうこの際やけくそでやってみよっかな。




監督の許可が必要なんだよね。




私チョロいな……





『分かった…マネージャーやってみる。監督に許可もらってくる』



「おぉ！！ナイスや！！」



「おいみんなーマネージャー入るでー」




いやいや。まだ監督から許可もらえるか分かんないじゃん。



ほらみんな騒ぎ始めちゃったじゃん。



何この人たち。女に飢えてるの？？





「半ば強引だけど」



「双子の姉も大変やな」



『ほんとだよ』




まぁでもスナリンとひとちゃんという良き理解者がいるからまだいいや。



北さんとも仲良くなりたいな。



ちなみに大耳練くんも同じクラスだった。



とりあえず全員仲良くなれるように頑張ろ。



仲良く…というか嫌われないように頑張ろ…

義姉。19→←義姉。17

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す