【HQ】宮ツインズの義姉。

義姉。12 ページ13

･

侑side





『めっちゃかっこよかった！！』





頬を赤くして言われた。



これはどっちの意味でや？




サムもなんや悩むような顔しとる。




俺たちは最初Aに俺たちに惚れん自信あるか聞いた。




そん時Aは即答で兄弟やから恋愛対象には入らん言うた。




まあ女子は最初は大体興味ない風装って俺たちと仲良くなった後グイグイくるからそれと一緒や思ったけど。




どうも嘘ついてるようには見えへんかった。


なぜかは………知らん！！勘や勘！！





とにかくこれから俺たちの義姉やしちょっとくらい信じてみてもええんちゃう思って仲良くなった。





実際Aと話してて俺たちを男として興味ないのが分かる。



ほんでほんまにそうなんか試す形で今日の俺たち見てどう思ったかを聞いた。




せやから！めっちゃかっこよかった！！がどっちの意味なんかでかなり変わってくるんや！！






『もうヤバかった！！眼福〜！って感じだった！』




「……」





‪………”‬あっち側‪”‬やった。




結局俺たちの顔か。



Aは違うって、思っとったんやけどな。



残念や。





「ツム、」




サムがこいつも‪”‬あっち側‪”‬や、と目で訴えてくる。




そんでまたAと向き合うと思っても無いことを言われた。





『めっちゃ好きだなって思ったよ！2人のバレーが！』




…！



思わずサムと目合わせた。




‪”‬あっち側‪”‬やなかったから。




サムは目輝かせとった。俺たちの顔やなくてバレー見てくれるやつおった、とでも言いたげに。



それは俺も同じ。





………あかん、嬉し。

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