大王様は惚れさせたい【HQ】 (ページ16)

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No.015 #来訪者ページ16

Aさんside

図書室では飲食禁止だ

なので、いつもご飯を食べてから静かな図書室に行く

だが、今日は静かなはずの図書室の扉を開けると

図書室の中から人の声が聞こえた

？「あ〜今寒気がした」

？「俺も。流石七不思議の1つ呪われた不人気図書室、ここで長時間過ごせるのは霊感皆無のやつだけってやつ本当だったんだな」

？「本当にここにいるのか？」

本の貸出では無さそうだ

って七不思議とかあったんだ

声の方向へ歩いてみると制服を着た背の高い人が二人いた

貸し出しでは無さそうだが一応声をかけてみる

『本を借りたい時は声をかけてください』

？「ﾌｪ!?」

？「わぁ、びっくりした」、

あっ、すみません

いつでも借りれるように、今日は何時も座っているところではなく、貸し出しエリアの椅子に座る

本を読みながら、待とう

本を表紙をめくると

？「えっと、ちょっといい？」

と、さっきの人たちの1人が話しかけてきた

？「もしかして霊感皆無？」

『はい？』

変なことを聞かれた

？「松！聞くことそれじゃないだろ！」

？「いや、気になるだろ、寒気とかないのかなって」

『うーん、他の部屋より少し寒いですが、それは日当たりが悪いせいかと』

？「俺、霊感とか信じなかったけど、この子絶対霊感皆無だ」

？｢いや、鈍感なだけじゃね？｣

…この人たちは図書室に何しに来たんだろうか

？「あっ、ごめん、俺は三年松川一静。」

？「俺は花巻貴大、よろしく！あっ俺も三年」

『はぁ、えっと、2年の影山Aです』

花巻「えっと、影山ちゃんって毎日ここにいるの？」

『はい、私は本の貸し出し担当の文化委員では無いのですが、図書室にいると文化委員の人達は体調が悪くなるらしく』

『校長達に頼まれて貸し出し担当をしていますので、昼休みはだいたい図書室にいます』

花巻「あー」

松川「文化委員全員少しは霊感あったんだな」

この人たちは七不思議関係できたのか？

肝試し的で？

今まだ、春ですよ？

肝試しと言ったら夏限定行事でしょ？