５５話目 ページ10
１.何故か目が覚めたら、本丸の玄関で寝ていた
２.其処で寝ていた私に今剣が泣きながら抱き着いてきた
３.今剣の泣き声にみんなが玄関に集まってきた
４.いち兄達や堀川が泣きながら私に抱き着いてきた
５.清光が主様を呼んで来て、何故か主様も私に泣いて抱き着いてきた←今ここ
………本当に何があった
取り敢えず、理由を聞こう
「あの、主様？私に何かあったんですか？全く思い出せないんだけど…」
まだ私の胸の中で泣き続けている主様にそう聞いた
「え、（人１）覚えてないのか……？」
「はい、全く……」
「…（人１）、落ち着いて聞いてね…」
堀川がおずおず、といった感じに話し始めた
「そんな事があったんだ……何か、ごめんなさい…」
「ううん、（人１）は悪くないよ」
悪いのは詩織だ、と堀川は唇を噛み締めながら言った
「なあ…（人１）……」
厚が涙を目に溜めながら不安そうに聞いてきた
「なに？厚」
「俺達と、（人１）って本当の兄弟じゃないけど、兄弟……だよな……？」
「え、そうなんじゃないの？前にみんながそう言ってくれたでしょ？」
厚は何を聞いてるんだろう、そんなの当たり前じゃないか
私がそう答えると、厚は溢れる涙を必死に抑えながらにっこりと笑った
「……そっか！それならいいんだ、変な事聞いてごめんな！」
「？、うん…？」
へんな厚……どうしたんだろう
「「「「（人１）姉さん！！！」」」」
「ん？どうかした、のっ！？」
いきなり腰に何かがぶつかってきたと思ったら平野、秋田、前田、五虎退が私に抱き着きながら、こう言った
「…僕は自分が無力な事を知りました」
「大切な家族を守れなかった…」
「あんなにお側に居たのにも関わらず…」
「でも、今度こそ…僕達が（人１）姉さんを守ります…！……だから」
「「「「もう、何処にも行かないで下さい……」」」」
「あ…」
私は何をしていたんだろう
本当に何も記憶にないけど、みんなを不安にさせたり、泣かせたりした事があったことは確かだ
主様やいち兄は目の下にクマがはっきりと見える
多分、私を探す為に毎晩徹夜で調べ物でもしていたのかもしれない
短刀たちだって目が腫れている
……何だか申し訳なくなってきた
私が弱かったから招いた事態なのに、
私が詩織さんの本性に気づけないでいたから……
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樹 - 凄く面白くて大好きです！いつまでも更新待ってます！ (2019年1月4日 15時) (
レス) id: 7fba46ff84 (このIDを非表示/違反報告)
桃月(プロフ) - 4869H.Kさん» コメントありがとうございます!!近々更新する予定なので、もうちょっと待ってもらえると…!! (2017年9月19日 7時) (レス) id: 7b012793f7 (このIDを非表示/違反報告)
4869H.K(プロフ) - 白雪が、めっちゃ気になります。更新お願いします！ (2017年9月18日 17時) (レス) id: 7a8b945c7b (このIDを非表示/違反報告)
桃月(プロフ) - HANAさん» コメントありがとうございます！さささ最高だなんて……ありがとうございます！これからも頑張ります！！ (2017年3月25日 0時) (レス) id: 7b012793f7 (このIDを非表示/違反報告)
HANA - 面白そうで読んでみました。流石期待を裏切りませんね！いち兄と安定と堀川くん推してるので、本当最高です！！ (2017年3月24日 10時) (レス) id: c2431b68f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桃月 | 作成日時：2016年10月15日 16時
