12 To vomit flowers 【GL】※奇病パロ 3 ページ16
詩織side
柊「ふふふwww」
何を作ろうかな。。。
詩織「何食べたい?」
柊「うーん…じゃあ、カレー!」
詩織「分かった!じゃ、作ってくるね♪」
カレーかぁ…
よし、作るか!
、
出来たぁ♪
詩織「お待たせ〜」
柊「お、美味しそう!」
ふふ、誉めてもらうのは嬉しいけど、柚葉だともっと嬉しいなぁ(*´∀`)♪
柊「…(可愛い…)」ジーッ
…?
詩織「柚葉、食べないの?」
柊「えっあっ、た、食べるよ!!いただきます!」
パクッ
モグモグ
柊「美味しい(*>ω<*)」
可愛いなぁ…
やっぱり、私、柚葉のこと大好きだな。。。。
カタンッ(スプーン落とした音)
あれ、柚葉、固まってる…?
どうしたのか聞きたくて、口を開いた瞬間。
詩織「ッ!!」
猛烈な吐き気が襲ってきた…と思ったら、私の口から一つ、花弁が零れた。
苦しくて、嗚呼、またか…って思った。
この病気は、私からどれだけ幸せを奪えば気が済むのだろうか。
私は、どれだけ苦しめばいい…?
ねぇ、ねぇ、神様…
ガタッ
柊「詩織っ!?」
大好きな彼女の焦った声も無視して、私は走った。逃げた。口から絶えず零れる花弁を回収しようともせず。
私の病気のことが知られるのが怖くて。
知った柚葉に、嫌われるのが怖くて。
弱虫で、自分勝手で、本当に最低だよな。
やめたい、こんな自分、変えたい。
また、皆と一緒に笑いたい。
皆と過ごした思い出が、走馬灯のように蘇る。
気づけば、涙が零れていた。
一度流れ出した涙と花弁は止まる気配はなくて、私も我慢するのをやめ、近くにあった死角になるところに座りそのままボーっとしていた。
何分たっただろうか。
いや、もう1時間以上こうしていたかも知れない。
泣いたのと花弁を吐いたのと久々に走ったのとで、どっと疲れが来た。
もう、柚葉は帰っているかな
それとも、私に事情を聞きたくてまだ家で待っているかもしれない。
…それか、私を探してくれているかな?
流石に自意識過剰か。相手はただの同性の幼なじみ位にしか思っていないだろうから。
…あのとき、何故柚葉は固まっていたのだろうか
まぁ、私には関係ないか。帰ろう…
そう思ったとき、私の大好きな人の声がした。
柊「ッ…詩織ッ!!」
は、っ
詩織「な、なんで此処に!?」
柊「探したんだよっ!?急にいなくなって…良かったぁ…!」ギュッ
詩織「ふわぁ!?」
な、なんで私柚葉に抱き締められて…?
-
続きます
すみませんいいところで切って(;`・ω・)
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