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番外編 小さくなった鬼扠ちゃん ページ42

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 伏黒が新しく買った本を手に寮の廊下を歩いていると、共有スペースの方から何やら騒がしく物音が聞こえてきた。




伏黒(朝から何やってんだ…)



 虎杖が1人で騒いでいるとは考えたくはないが、2年の2人が来ているのならそうもなるかもしれない。


 その前に外で騒げと思うが。




伏黒「………」



 折角欲しかった小説を買ったのに、読書の邪魔をされては困る。


 注意するべく伏黒は大股で音源地へ。





伏黒「おい、もう少し静」



虎杖「おぉ!!伏黒良いとこに!!」




伏黒「なっ………」




 目の前の光景に伏黒は思わず本を落とした。




釘崎「あ、伏黒」



真希「おー恵。適役が来たじゃねーか」




 確かに2年生はいた、なんなら別寮の釘崎と真希もいる。




「パンダ!!」



 問題はそこではなく、今パンダを必死に追いかけ回す小さな子供の姿…。




伏黒「………」



 伏黒は無意識に口を手で覆った。









伏黒「A…………と、誰の子だ」




虎杖「ふ、伏黒」



 流石に高校生で子供は早すぎると思うが、そこまで伏黒の頭は正常に働かなかった。




虎杖「あの、伏黒」




伏黒「虎杖か……いや狗巻先輩……」



虎杖「伏黒ォオオオ!!!」





 皆で何とか伏黒を落ち着かせて事情を話すことに。




───




 2日前、どうやらAは通りすがりの呪咀師に幼児化の術式をかけられたようで。



 時間差があるのか、遊びの待ち合わせをしていた女子組が中々来ないことに気付き様子を見に行くと、3歳程のAがいたとか。





釘崎「どんな術式だよ気持ち悪ィ」







伏黒「その呪咀師は」




真希「パッと身元つかんでボコボコにしてやった」



 前から思ってはいたが、再度女は怖いと心底感じた。




釘崎「それでもこのまま…いつ戻るか分かんないらしいの」



伏黒「そうか」




 最悪なことに戻るまではただ待つしかない。





 仮にもAは呪術師だ、しかも特級。



 そんな彼女が不在となると、案外大変な事になるのではないか。



 広いスペースで暴れている3人を見ながらどうするかと考える伏黒。



釘崎「難しく考えずにいきましょ。Aの分の任務は五条が何とかするらしいし」



伏黒「本当にあの人がするか信用できねぇけどな」


真希「確かにな」




 ため息を吐く3人を余所に、Aは虎杖達を撃沈していた。



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(プロフ) - あみみさん» ありがとうございます!分かっていただけて嬉しい!!頑張りますよー!! (2020年6月22日 0時) (レス) id: 2075f0069f (このIDを非表示/違反報告)
あみみ(プロフ) - 解説わかりやすかったです!設定が面白いです!! (2020年6月21日 22時) (レス) id: a0752004c7 (このIDを非表示/違反報告)
あみみ(プロフ) - 続編おめでとうございます!!!これからも無理をせず更新頑張ってください!応援してます!!! (2020年6月21日 22時) (レス) id: a0752004c7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年6月21日 18時

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