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十七話 ページ36

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新田「ほんと、ヒヤヒヤさせないで欲しいッスよ…」


伏黒「すいません」



 少しでも怪我を緩和させようとAの反転術式を受ける為、Aを真ん中にして伏黒と釘崎が後部座席へ座る。



 伏黒→A←釘崎と、手を繋いでいる。
(治療だからね、勘違いしないでよねっ)
 



釘崎「アンタ、Aに膝枕だったわね」


「それ本人の前で言っちゃう?」



 虎杖は新田とラジオのお笑いで全く聞いていない様子。



 Aは気にしていないようだが、伏黒は面倒な所を見られたと見るからにウザそうな顔をする。




釘崎「そういうこと平然に出来るってことは、本当に昔っからの付き合いなのね」



伏黒(そういうムードだったんだから仕方がねぇだろ)


 あえて口には出さない、また何かしら誤解されるのは面倒だ。





釘崎「どうだったのよ。どうせあんなのAくらいしかさせてくれないでしょ、アンタ顔以外は女ウケしなさそうだもんね」



伏黒「しつけぇよ、吸い込まれ女」


釘崎「あ"ん?」



 呪霊を祓ったばかりと言うのに今にも一戦始まりそうなのをAが何とか制する。






(……ん?だとしたら私吹き飛ばされ女?)



 そろそろ手当ても終わってきた所でAは2人と繋いだ手を解こうとする。







「………」



 が、ガッチリ握りこまれて全く離す様子はなし。



 Aが2人の顔をキョロキョロ確認するがどちらも窓の外を見て全く知らんぷりをされる。




(あ、このままね)


 諦めたAは大人しく目を閉じて帰り着くのを待つことに。






 その数分後にやっと気づいた虎杖が羨ましそうに見ていたのは言わずともがな。








──────────




 八十八橋の案件から数日。



 Aが新しい制服を持って廊下を歩いていると、視界の端に揺れる三つ編みを捉えた。





「あ」



冥冥「久しいね、A」









───




 Aが偶然出会ったのは1級術師の冥冥。


 京都校からとある用事でこちらに来ていたらしい。




「ユージ達を1級に推薦…」



冥冥「ああ、楽巌寺学長はよく思ってなさそうだったが何とか了承を得たよ」



「…だろうね」



 交流会後も変わらず虎杖の事はよく思っていない様子に微笑してしまう。




冥冥「君もよく頑張ったさ、昇格させられたらね」


「もう上はないですもんね。それでも、今の私が特級だなんておこがましいよ」



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(プロフ) - あみみさん» ありがとうございます!分かっていただけて嬉しい!!頑張りますよー!! (2020年6月22日 0時) (レス) id: 2075f0069f (このIDを非表示/違反報告)
あみみ(プロフ) - 解説わかりやすかったです!設定が面白いです!! (2020年6月21日 22時) (レス) id: a0752004c7 (このIDを非表示/違反報告)
あみみ(プロフ) - 続編おめでとうございます!!!これからも無理をせず更新頑張ってください!応援してます!!! (2020年6月21日 22時) (レス) id: a0752004c7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年6月21日 18時

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