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八話 ページ27

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釘崎「ここまで気付かないとはマジでテンパってるのね」



虎杖「別に何でも話してくれとは言わねぇけどさ。


 ───せめて頼れよ、友達だろ」





 “「友達なんだから」”






 ずっと前を見つめていた伏黒は、ぽつりぽつりと話し始める。




伏黒「津美紀は寝たきりだ。この八十八橋の呪いは被呪者の前にだけ現れる、本人が申告できない以上いつ呪い殺されるか分からない。


 だから、今すぐ祓いたい。




 でも任務の危険度が上がった本」



釘崎「はいはい、もう分かったわよ」


虎杖「はじめっからそう言えよ」




 自分を抜かして前へ出る2人を見て、伏黒は静かに口角をあげた。







「じゃ、行くよ」



虎杖「応!!」




 4人で並んで、浅い川を跨ぐ。







 ズルルルンッ


 条件が達成されたことで、呪霊の領域が展開された。



 フジツボのような凸凹が現れて、その穴から4つ目の呪霊が顔を出した。




虎杖「出たな」



釘崎「祓い甲斐がありそうね」





 全員が戦闘体勢に入った途端、背後から強い呪力の何かが────。



 ズズズ…



?《あ"?なんだぁ?先客かぁ?》



 顔の下にまたデカイ口のある、かなり気味の悪い呪霊。目や鼻、穴という穴から血のような液体が垂れている。





虎杖「伏黒、コイツ()()だよな」


伏黒「……あぁ」






虎杖「じゃあオマエらはそっち集中しろ。コイツは俺が祓う」




?《なんだぁ?遊んでくれるのかぁ?》



 握った拳に呪力を籠める虎杖に、呟くようにAが言う。



「こっちのが強いね、手伝おうか?」



虎杖「応、頼む」



 伏黒、釘崎と虎杖、Aで分かれそれぞれの戦いが始まった。





─────





(多分こっちはイレギュラー……ここの何かに当てられてきたのかな…)



 肉弾戦を繰り広げる中、Aは呪霊から虎杖への攻撃を全て防ぎながらサポートする。




 プクゥ



虎杖「!」




 ブシュゥ



 下の法の口から謎の液体を広範囲に吐き出したのを虎杖は跳んでかわし、Aは太刀で払った。





 バキィ


 そしてそのまま空いた顔面に蹴りを入れる。




?《つかまえ た》


 いつの間にか腕を捕まれ引き寄せられるが、Aに腕を切断され、虎杖からは両足で踏み倒された。




 一旦距離を取ると瞬く間に腕は生えていた。




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(プロフ) - あみみさん» ありがとうございます!分かっていただけて嬉しい!!頑張りますよー!! (2020年6月22日 0時) (レス) id: 2075f0069f (このIDを非表示/違反報告)
あみみ(プロフ) - 解説わかりやすかったです!設定が面白いです!! (2020年6月21日 22時) (レス) id: a0752004c7 (このIDを非表示/違反報告)
あみみ(プロフ) - 続編おめでとうございます!!!これからも無理をせず更新頑張ってください!応援してます!!! (2020年6月21日 22時) (レス) id: a0752004c7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年6月21日 18時

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