原因 ページ20
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中也「さっさと失せろ……此方はクソ密売者共のせいで腹煮えてンだよ」
「じゃあ君が出ていけばいいじゃないか。折角の酒が不味くなる」
中也の手を振り払い、酒を飲み始める。
中也「……(ブッツリ
中也が拳を握りしめ、大きく太宰に振りかぶった。
「!」
ドッ
二つの鈍い音が店に響き渡る。
中也が顔に殴り掛かるが、腕で塞がれ太宰の長い脚で蹴り飛ばされる。
が、結局二人とも左右に吹っ飛ぶ。
生憎他に客はおらず、マスターも動じていなかった。
芥川「大丈夫ですか?」
中也「ああ?んなもん痛くも痒くもねえよ」
芥川「いえ…そうではなくて」
ザンッ
中也「……え?」
二人の間に一本の刀が刺さった。
紅葉「大人しく見ておれば……私からすればお主ら二人とも厄災じゃ。小童共」
黒い笑みを浮かべる紅葉と、金色夜叉。
中也「ね、姐さん」
不味いと思ったのか振り返り走る中也だったが、起き上がった太宰とぶつかってしまった。
ゴスッ
…………顎と頭が。
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敦「百パーセント其れじゃないですか!」
芥川「ゴホッ…ゴッホゴホ」
敦「お前もいたなら何とかしろよ!」
太宰(中也)「気付いたら此の寮だ。姐さんは怒らせるもんじゃねえ…」
頭を抱え込む中也。(見た目太宰)
中也(太宰)「…とんだとばっちりじゃあないか」
帽子を脱ぎ、後頭部をかく太宰。(見た目中也)
敦「異能なら治す方法はあると思いますけど…期間があるとか」
芥川「能力者を抹殺すればいい」
敦「お前な……」
すると、中也(太宰)が勢いよく立ち上がった。
中也(太宰)「取り合えず調査だ。今は休戦中だから仕方ないけど協力するしかなさそうた。
こんな体とはすぐおさらばしたいしね」
──────────
樋口「異能力者リスト……ですか?」
中也「ああ…まだあんだろ?」
芥川「此方で問題が生じた。手早く済ませなければならぬ」
───ここはポートマフィア。
今話している中原中也は太宰の演技。マフィアの姿のまま探偵社に帰れる筈もなく、仕方なくと言った形である。
樋口「只の残留であれば、私と黒蜥蜴で済ませます!態々お二人にお手を煩わせる事もないかと」
中也「そうか…じゃあ勝手にもらってくぜ」
樋口の横を通りすぎた中也の手には……リストが。
樋口「えっ、あれ……?」
中也(太宰)「さて…」
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楓(プロフ) - みきさん» ありがとうございます!受験が徐々に近づいて来ますが、マンツーマンで頑張りたいと思います! (2019年7月25日 21時) (レス) id: 2075f0069f (このIDを非表示/違反報告)
みき - とっても面白いです!更新楽しみにしています。頑張って下さい(*´∇`*) (2019年7月15日 22時) (レス) id: 359c6732d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:オワタ・楓 | 作成日時:2019年2月3日 10時