番外編「勉強教えて爆豪くん!」 その3 ページ24
麗日side
ヤバイ!何言っとるん私!!爆豪くん硬直しとるやん!!
何とか誤魔化せ!!
「小さいテストでも、成績に関わるし…皆徐々に上げて来とる。置いてけぼりは…」
BOOM!!
「えぇぇ!?な、何!?」
爆豪「イライラするんだよ……オマエ…」
(や、やっぱ…ダメやったんかな。殺されるのかな…)
爆豪「中途半端な気持ちで勉強すんじゃねぇぞ…」
「え……?…痛っ」
何か頭掴まれた!!
爆豪「徐々だあ?舐めてんのかてめェは……。短時間で全部叩き込んだるわ!!」
口は悪いけど、どこか安心する。
「そんなん……無茶苦茶やん」
すっごく……嬉しい。
「えへへ……」
ニヤけてまう!!
グワン
「あだぁ!」
う……く、首がぁ。
爆豪「キメェ!!」
「何で!?」
やっぱり最終的には暴力と暴言だけど、いつもより優しい爆豪くん。
「よし!頑張ろうな爆豪くん!!」
爆豪「頑張んのはてめェだろうか」
でも、その後の勉強は中々ハードでした。
―――――
お、おお〜!
爆豪くん、部屋こんな感じなんや。
「何も飾らん感じやと思ってた……意外と男の子や」
爆豪「入り口で止まんな、邪魔だ」
私は、そーっと歩いて、また辺りを見回す。
(な、何かドッキドキや///!!)
と、どどどどこに座ればいんだろ。
ゲジッ
「あいてっ」
爆豪「何ぼさっと突っ立ってんだ」
爆豪くんは私の腕を強引に引っ張って、机のイスに座らせる。
自分は、リビングから持ってきたイスに座って。
(こーゆうとこや!こーゆう優しさがぁ!!)
↑(重症です、この人)
爆豪「始めんぞ。分からんとこさっさと出せ」
「うん!!」
―しばらくして―
「ん……あっ!寝てた!!」
しまったと思って爆豪を見るけど、そこには誰もいなかった。
「あれどこに……ふわぁ〜。ね、眠いけど、やらんと!少しでも進まんと!」
ズボッ
「うぐ」
何か口に突っ込まれた!
爆豪「休めや、体調崩したら俺のせいになんだろうが」
私の口にはパピコ。
「ありがとう」
なんだかんだ言って、優しさ溢れる爆豪くんでした!
―――――
――学校――
相澤「麗日」
「は、はい」
相澤先生に、小テストの紙を渡される。
相澤「上がってるな、頑張れよ」
やった…!
芦戸「凄い麗日!」
八百万「素晴らしいほどの成長ですわ!」
「えへへ、頑張った!」
本当ありがとう、爆豪くん。
爆豪「…ふん」
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作者名：楓 | 作成日時：2018年2月25日 19時
