太宰治で、第二の人生頑張ります。｛文豪ストレイドッグス｝×｛名探偵コナン｝

別れ ページ40

太宰side

織田「俺は戻る。子供達の居るところにな」

「ダメだ、織田作！」




織田「太宰…どうして引き止めない？」

「っ！」

　私が触れることが出来ないのに気付いた…？



織田「大丈夫だ。お前は賢く、強い……あの子達がお前にあんな眼差しを向けている様子をみたら、安心したよ」

　その云い方……まるで最初から…。



　"織田作…行かないでくれ！"


織田「それと、最後に…彼女に伝えてくれ」

　……彼女。


「織田作、まさか……」

織田「これからも、太宰を頼んだ」

　中の"私"の事も知ってるのか…？




　織田作は私の頭に手を乗せる。

織田「背が伸びたな。いい部下もいる…成長したな太宰」

　頬に暖かい何かが伝う。


「うん…」


　私の異能が発動する。




織田「さよなら、太宰」

「じゃあね…織田作……」


　フッ







　巻き上がった煙が晴れると、そこにはもう…誰も居なかった。

「……」

　いつの間にか、"彼"も引っ込んでて。



「会えてよかったよ、次は同僚を紹介してあげたいな…」









敦「太宰さーん！」

「！…敦君、と鏡花ちゃん」

　少し遠くから、敦君と鏡花ちゃんが駆け寄ってくる。



敦「探しましたよ！」

鏡花「今まで何してたの？」

「ごめーん。少し古い親友に会ってね」

　頭に？を浮かべる二人。


敦「…取り敢えず、早く社に戻りましょう！国木田さんカンカンですよ！」

「えー、ヤダなあ」

　敦君に背中を押されながら、社に向かう。



　気が付くと、涙は引っ込んでいた。




〜〜〜〜〜


　おまけ「○○しないと出れない部屋」


太宰&中原「服交換しないと出れない部屋」



「………最悪だ」

中也「こっちの台詞だ、糞鯖」

　押し入れの2分1しかないような狭い空間で、太宰の上に中也を乗せている状態。


　二人にとっては、これ程気持ち悪いことはないだろう。←

「これ、どうすればいいの？」

中也「…おい、何か書いてんぞ」

　グイッ

「痛っ」


　中也は太宰の頭を左に除ける。



中也「「服交換しないと出れない部屋」…？」

「え……わっ！」

　するといきなり部屋がでかくなった。


中也「…は。誰がこいつの服なんか」

「でもずっと此れは厭でしょう？じゃあやるしかないよねー(ゴソゴソ

中也「おい脱がすな！」


　・ ・ ・。



「はい完了」

中也「く、クソ…死にてぇ(プルプル


「あ、じゃあ一緒に心中する？」

中也「死ね！！(泣


　その後は無事に脱出！

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