久し振りに ページ27
太宰side
「本屋、本屋…」
探偵社に居てもやることがないので(大嘘)、取り敢えず街の本屋を探す。
「新作出たかなあ……ん？」
あの全身真っ黒の後ろ姿は、芥川君？
は、話掛けても良いかな。でも原作では厳しい設定…。
まあ、どうでもいいか、今は自分だし。
「やあ、誰かと待ち合わせかい？」
芥川「！太宰さん…！」
後ろから近寄り、かけていた眼鏡を取って自分でかける。
カチャ
「昨日ぶり、似合う？」
眼鏡の柄を指で押し上げ、格好つける。
芥川「返して下さい」
「何で此処に？」
芥川君の発言を無視して、問いただす。
「店を見る限り女性ものが多いから、君が此処に用があるとしたら引くよ」
スッ
芥川「銀の用事に付き合っていただけだ」
私から眼鏡を外してかけ直す。
「そう。じゃあ暇だよね！お茶しよう！！」
芥川「は……？」
はい、連行ー。
―――――
ーとある喫茶店ー
入店すると、外の涼しげな場所に腰を下ろした。
「最近知り合った美人さんの店だ、一度来てみたかったのだよ」
芥川「あの、太宰さん」
「大丈夫、奢るよ」
手に顎を乗せて寛ぎながらそう云うと、硬直している芥川君。
「何？」
芥川「厭、「ツケは付くよ」と云うかと」
「相当失礼だよ、君」
すると、奥から女性のウェイターが来る。
ウェイター「ご注文はお決まりですか？」
「ええと、珈琲とお茶を…あ、お茶は冷めたので」
ウェイター「かしこまりました」
ウェイターはお辞儀をして、立ち去ってく。
芥川「知っていたのですか」
疑問符を付けずに尋ねてくる芥川君。
「昔、君が熱いお茶を時間をかけて飲んでいたのを思い出したんだ」
芥川「……」
「……悪かったよ」
ウェイター「お待たせしました」
良いタイミング、ウェイター。
芥川「其れで、本題は」
「ない！」
ピキッ
芥川君の眼鏡に亀裂が入った気がした。
「じゃあ、マフィアではどう？」
芥川「敵に情報を伝える等…」
「連れないなあ。それじゃあ…」
フワァ
足元に柔らかい感触。
「？」
テーブルの下を覗き込むと、見たことのある"白"。
「〜〜〜〜？！」
椅子ごと後ろに下がって声にならない叫びをあげる私。
芥川「だ、太宰さん？」
私の異変に気付いたのか、芥川君も覗く。
芥川「…」
うん、だよね。
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楓(プロフ) - ありがとうございます!長い間やっているのに…鏡花ちゃんのSSRが手にはいらない現状。まだまだなようです(苦笑 (2018年9月30日 12時) (
レス) id: 2075f0069f (このIDを非表示/違反報告)
爽雫 - 成り代わり好きです!!文ストゲームも今回は敦君と太宰さんが一緒のヤツGETできましたし！文スト土日11連無料がマジで神ってると思います!!神々有難う!!ゲーム会社の人有難う!!無課金ですが、やっぱ運ですねー、 (2018年9月29日 21時) (レス) id: 866e8ecc84 (このIDを非表示/違反報告)
楓(プロフ) - ゲームについても教えてくれてありがたいです！課金ですか、もう運しかないと言うことですね・・・(汗お互い頑張りましょう！！ (2018年2月15日 21時) (レス) id: 2075f0069f (このIDを非表示/違反報告)
楓(プロフ) - ガンガン更新します！ありがとうございます！！ (2018年2月15日 21時) (レス) id: 2075f0069f (このIDを非表示/違反報告)
銀魂もLOVEである - コナンと文ストのコラボとか、成り代わりとか初めて読んだのですが、おもっしろいです！此れからも頑張ってください！あと、お兄さんやさすぃー (2018年2月12日 5時) (レス) id: 11e62987fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：オワタ・楓 | 作成日時：2017年8月18日 21時
