太宰治で、第二の人生頑張ります。｛文豪ストレイドッグス｝×｛名探偵コナン｝

本当の貴女を ページ17

太宰side

乱歩「未来華が死んだとしても、お前は兎も角時又空は利益を得ただろうな」

「はあ、流石の乱歩さんでも此所まで来ると怖いですよ」

乱歩「会ったんだろう？彼女と」

　窓の縁に座る乱歩さんは、何時もは閉じられている目を開けて鋭い眼差しを送ってきた。







「会いましたよ。未来華ちゃんが"殺される"のも知っていました」

乱歩「…」

　今、乱歩さんは何を考えているのだろう・・・。

　暫く沈黙が続く。




　すると、乱歩さんは懐からお菓子を取りだして、それを加えながら言い放った。


乱歩「早く社に行けよ。国木田が怒り狂う迄にな」

「何とも思いませんか？それとも私を庇っている？彼女が死ぬと知っておきながら、誰にも伝えなかった私を」









乱歩「どうだろうな…。僕にも判らない。だが、お前が変わったのは確かだ」

　嗚呼、そうか。この人はきっと…。

乱歩「他の奴等はどうか知らないが、少なくとも僕は"太宰治"じゃなく、"本当のお前"を見てる」

「！！」

　"本当の私"か…。



乱歩「だから早くその爆発した頭を直して出勤しろ」

　え、爆発？

　私が洗面所にある鏡を見ると、髪がぼっさぼさだった。


「え〜」

　このタイミングで？









「何か…イケメンだな、乱歩さんは」

　今日は探偵社に行こう。国木田君の驚いた顔が楽しみだ。


―――――

　作者から


　ネタバレ注意！









　3/4(日)に

　文豪ストレイドッグス DEAD APPLE

　を見に行きました！！



　初っぱなから、太宰さんと中也君の16歳の頃の話で興奮！


　何時でも太宰さんは色気ムンムンですね。

　芥川君も素直だし。

　それ以外にも言いたいことがあるけれど、これ以上言うとあれなので。終わり！



　私は友達六人位と行く予定だったのですが、結局三人。

　なので、二回目行ってきます！！

　パンフレットもGETできなかったので！！



　作者のコーナーでした！！！

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