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先日の件私が猫嫌いの事をダリ先生は知ってたらしい。
それを生徒に入れ知恵し、意地悪してきたってことだが。
私は一言も言ってない。猫が嫌いとか。
(どうしてわかったんだろう)
ちょっとした疑問と怖さがあった。
そういえば、思い返してみると………
「はい!Aちゃんこのおまじゅう好きだったよね〜お土産」
『えっ。ありがとうございます、おまじゅう好きですが…ダリ先輩に言いましたっけ』
「友達から聞いた!」
『そうなんですね』
思い出す学生時代だが、あの時は友達に教えてもらったんだ〜と軽く流してたけど実質私友達そんな居なかったし。
居たとしても大人しい、先輩になんて話せない人。
(んん?)
その問題も解決せず、時間ばかり流れていった。
「A先生今日は食堂ですかー?」
『うんちょっとだけ食べようと思って』
お昼時間。実はお腹すいたとか言えない。
あんまり食堂で食べるなって言われてるけどいいよね。ちょっとだけだし。
「ちょっとって言う割には…たくさん食べるんだね」
目の前には魔牛丼と天ぷら。どうしてこうなった。
今月はあんまり食でお金を使わないでおこうと思ってたのに!
まあいいや。
気にせず私は、お肉を口に運んだ。
『……』
丁度いい柔らかさのお肉と、そのお供のご飯。
そしてなんと、デザートはおまじゅう!
結構美味しいね。
手が止まらない。
『後二杯頼もう!!』
「おい!!」
大きい声に体が跳ねる。
…。たったの一杯で終わっちゃうなんてもったいない。
▽▽▽
その後あの声の正体はカルエゴ先生で、お説教された。
全くどうして、食堂で食べちゃだめなんだろう。
怒られたせいでまたおなか空いてしまった。
グチグチ、頭の中で言っていると、突然、隣に目が離せなくなった。
その正体はおまんじゅう。どれだけ私は食べたいのか。と思うがその魅力的なおまんじゅうはどうしても食べたい!
持ち主はわからないけど
美味しそう。お説教された後のおまんじゅうは絶対美味しいに決まってる。
一体誰なんだ。
その持ち主は……。
「あっA先生」
『はい?』
急いで資料に手を付けた。
ダリ先生。全く今は忙しい。あのおまんじゅうの持ち主は誰なのか。ずっと推理してるのに。
「お饅頭いりますか?好きでしたよね」
お腹いっぱい、という彼は神様にしか見えない!
『…、ありがとうございます、』
手を取った瞬間、チャイムが鳴った。
「貴様反省してるのか…!」
またきた!!
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りん(プロフ) - この作品が好きです(*´ω`*)続き待ってます😊 (2月26日 20時) (レス) @page11 id: 54e2cad7a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぐら | 作成日時:2024年2月11日 3時