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「………A先生ってダリ先生と付き合ってるんですか?!!!」

突然大声で耳に入ってくる。
付き合ってる?

誰と誰が?

私とダリ先生が?

『そんなまさか。付き合ってないよ』

婚約者居るし。

「だけど一緒に…放課後……」

『ドア一緒に直してただけだけ』

徐々に…女の子達が涙目になってくる。
え?ちょ、ちょっと

「ご、ごめんなさーい!!!」

『ええ?!』

新任教師…A
まだ生徒に怖がられてます

どうして?!やっぱり顔?!
顔が怖いのかな?!

「ダリ先生〜!」

そういえば。ダリ先生は生徒から人気だ。
まあ明るい人だもんね。

「A先生!」

『ん?』

バッ!と両手を差し出されるのは、一匹のネコ。

私はさりげなくネコから遠さがった。

「なんで逃げるんですか?」

『に、逃げてないけど?!』

「抱っこして下さい」

『無理無理無理!なんで?!』

拒絶拒否!
ほんとに無理ネコだけは!

「苦手なんだあ〜。ネコ」

『べ、別に〜〜??」

「なら抱っこして見てください」

彼女は私の机に猫をドンと置いた。
その直後、授業のチャイムが流れる。

「授業後!抱っこできてるA先生を見れたらよしです!」

そのまま彼女は、職員室から出ていった。

なんだそれ。

ゆっくりと、人差し指でちょんと触る。

怖い。
今ダリ先生がいなくて良かった。どれだけからかわれるか。

『……』

ふわふわしてるものが嫌いだ。

考えてる事が分からないからである。
その中でもネコはトップ3にはいるほどの怖さ!

気を引き締めてやらなければ…

手の平に柔らかい毛の感覚が渡る。

こっちを見ながら猫はにゃー。と声を出す。そのあざとい声が何度も耳にリピートされてしまう。


「わー!!猫だ!可愛いですよね!」

『そうですね…』

「僕もらってっていいですが〜?!」

『もちろんです。もっていって下さい』

「やったー!」

くるりんと、ロビン先生は、自分の席の近くに猫を置いた。

▽▽▽

「A先生〜猫って………A先生?」


にゃー。
頭から離れない…!!

しかもあの柔らかい手の感触!!
資料に集中できない!!

「ホントに猫苦手だったんだ…すみません」

『?信じてなかったの?』

「ダリ先生が言うことでしたので!」

………

『え?』

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りん(プロフ) - この作品が好きです(*´ω`*)続き待ってます😊 (2月26日 20時) (レス) @page11 id: 54e2cad7a6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぐら | 作成日時:2024年2月11日 3時

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