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「A〜。帰るぞ〜」

『ごめん!荷物先持ってて!』

迎えに来てくれた父に強引に荷物を預けた。
あ。え。と言うばかりで戸惑いながらも持ってくれる。

『ちょっと遅れて帰る!』

「え?!お、おい!」

レンジとか色々入ってるからきっとあの袋は重たいけど!
ごめんなさい。今は許して!

『だ、ダリ先生!』

追いかけながら、私は彼の背中の袖を掴んだ。

「?どうしたのそんな慌てて」

『ハンカチ落としてました』

「…ありがとう」

そのために走ってくれるなんてごめんね、と謝りながらダリ先生はハンカチを受け取った。

またそのまま彼はまたね。て言いながら背中を向けられる。

『好きですダリ先生』

彼の手を掴んだ。
恥ずかしくてずっと下を向いていたから彼がどんな顔してたかはわからない。

多分…、嬉しかったと思う、そう思いたい。

「買い忘れた物あるから、ついてきてくれない?」

『…もちろんです』

私は、涙を堪えるので必死で彼の背中について行くしか出来なかった。

「こっちこっち〜」

ノリノリなダリ先生。
そうすると、人差し指に違和感が走った。

「付き合おっか。僕達」
人差し指には、指輪が通されていた。

「いつ別れてもいいよ、試しでもいい。けど全力で僕は落としに行くよ?」

『もう落ちてるよ…』

人混みの中で私達は、口づけをした。
皆に、バレてませんように。

▽▽▽▽

時は遡り、1年後。
サリバンの孫がいるの発表された。と、同時に。
新任教師、特別講師が用意された。


『アブノーマルの特別講師Aです、一緒に頑張りましょう、何か質問はありますか?』

もう一回教師とかずるいかもしれないけど、適役だ!

「はい!A先生ー!その人差し指にあるキラキラダリ先生とおそろっち?」


しまっ…!

「ほ、ホントだ…!」

「え?!どうなの?!先生!」

『……薬指にも入るよ』

さて。バレてるか知らないけど。

「「ええええええええ?!」」

「なに?!結婚結婚!」

「どうなの!先生!」


『はい。マラソンするから外に出てね』

終わり ログインすれば
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りん(プロフ) - この作品が好きです(*´ω`*)続き待ってます😊 (2月26日 20時) (レス) @page11 id: 54e2cad7a6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぐら | 作成日時:2024年2月11日 3時

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