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「やべ!A先生だ!姿勢正さないと!」

私が通ると棒のように綺麗に背を伸ばし、完璧な姿勢。

スタスタスタ。光の速さで保健室に向かった。

別に気にしないのに!!!

生徒に弱音なんか吐いちゃったらもっと嫌われてしまう!

それになんで?!そんな私怖い人って思われてるの?!ちょっとだけ授業しただけじゃん!!

姿勢を綺麗にするって!!楽な格好でいいのに!


「大丈夫大丈夫!僕は知ってるよAちゃんの優しさ」

………。

『は、え、いつ?!いつ入ってきたの?!』
急いで彼から離れた。

保健室のドアが開く音も聞こえなかったし、足音も聞こえなかった。

「んー?そうだね、Aちゃんが入ってくる前?」

…なら、私が気付かなかっただけ?
彼がいるのに誰もいないつもりで弱音をバンバン吐いて…。

惨めすぎる!!わ

「けど逆に優しすぎるぐらいだよね。僕がこうやって保健室の鍵で開けたとか疑わないし?今は警戒心すごいけど」

そう言いながら彼は私に近づいてくる。
保健室の鍵って何?!

聞きたいことが山程あるけど私は彼に近づいてくるにつれて、後ろへ、後ろへと下がるがついにピタッと壁まで追いつかれてしまった。

やばいやばいやばい!

「ベットinしとく?」

『無理無理!!』

もうあれは悪魔ではない!

魔獣だ!!

「Aせんせー!!新人のインタビューきました!!」

保健室のドアが開く。そこには放送バトラの姿。
ちゃんとカメラもある。

それに対して私達は壁ドン状態。
………

『どいて』

流れ作業のように私は、姿勢を立て直した。

『それでなんだっけ。インタビュー?どこでするの?』

「ば、師団室で…」

『そっかなら早くでよっか保健室』

保健室のドアを閉め、鍵を閉めた。

「え、ダリ先生居るんじゃ…」

『あんな奴どうでもいいよ』

背を向けて、バトラ室に向かおうとした所、
後ろから大きな爆発音が聞こえた。

まさか。彼が開けてきたとかじゃないよね?
鍵だって閉めたし、それにそんな化け物がすることするわけ…。

『…』

「ありゃ壊しちゃった。」

3秒ほど停止する。
そして
3秒後、私は逃げた。

「え?!なんで逃げるの?!」

『怖いからだよ!!ついてこないで!!』

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りん(プロフ) - この作品が好きです(*´ω`*)続き待ってます😊 (2月26日 20時) (レス) @page11 id: 54e2cad7a6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぐら | 作成日時:2024年2月11日 3時

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