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イルマくん以外いたずら心で騙す子が多数。
リードくんのように誰かを代わりにして
「〇〇がしんだ！」などの冗談はたとえわかりやすい嘘だとしても騙されるだろう。
信じたくないっと瞬時に思ってしまうからだ。
嘘だと思ってもホントに？っと思ってしまう。その時点でアウトである。怪しむ時点で。
だけどそのやり方に否定するつもりはない。騙せたのなら合格。と言ったのは私だからな。
私が見本で見せたのも生徒たちを囮にした。
やりやすかったから。
だけどどうヒントを出しても、入間くんは出来ない。
何故できないのだ…。
「なんだろう…、皆がしてる演技は僕と合ってないなあって思って」
お人好しだ。
「悪い気持ちにさせる演技はきっと僕に合ってないんだと思います。あっ！リードくん達が悪いみたいなじゃなくて…！！」
あわあわしている彼。なんていうか可愛いな
『そっかならどうやって騙すのかが楽しみだよ入間くん期待してるよ！』
「はい！」
入間くんと話していると優しい気持ちになれる。彼が優しいからなのか心地よい。
だけど魔界には…生きにくい性格だろうなあ。
(可哀想)
心にはこもってないけど。思っちゃうよね
★★★★
「A先生！この前生徒の足治してましたよね」
入間くんが、片足をひきずりながら、私の方に来る。
あははーん演技だな？私を騙そうとしているのか。
入間くんめ。面白いな
『どれ見せてみろ』
私は入間くんの方へと近付ずき、足を見ようとしゃがんだ。その時まさか。と思った。
『キミ入間くん？』
今思えば身長、声、体良く見れば全く違うことに気付いた。ならこれは、誰だ？
「僕はここです！A先生。」
後ろから肩をぽんっと叩かれた。
「ジャズくんに手伝ってもらいました！変装が得意みたいで…！あれ？A先生？」
『ふふっあははっ！』
彼女は、高く声を出し笑った。
床を叩き、バタバタするほど面白かったんだろう。
『ああごめんねごめんね面白くて』
涙を拭きながらAは腰を上げる。
『やるね入間くんジャズくんも』
Aは椅子に深く座り、少し考える。
『うーんそうだね入間くんとジャズくん飴ちゃん好き？』
「あ！はい！好きです！」
そう言うと彼女は「ちょっと待ってねー」といい、どこかに行く。
そう思えば、帰ってきた。
『はいめっちゃ高い飴ちゃん』
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作者名：ぐら | 作成日時：2023年12月25日 1時
